AJEQの公式ブログ

キム・チュイ講演「難民の運命」開催のお知らせ(10月11日、神田外語大学)(9/30)

キム・チュイ講演「難民の運命」開催のお知らせ(10月11日、神田外語大学)(9/30)
ベトナム系カナダ人作家キム・チュイが10月11日(火)に神田外語大学において「難民の運命」と題する講演を行います。詳細につきましては、大学HPをご覧ください。

キム・チュイ講演「難民の運命」

矢頭典枝(神田外語大学)

ケベック関係の文化イベントの最新情報(9/21)

ケベック関係の文化イベントの最新情報(9/21)

久山友紀(州政府在日事務所):ケベック関係の文化的行事についての最新情報をご紹介します。
(1) ビジュアルアート
写真展
Michel Huneault / La longue nuit de Mégantic ミシェル・ユノー / メガンティックの長い夜
メガンティックで起こった列車事故をテーマにしています。
Gallery TANTO TEMPOにて9月25日まで展示されています。12:00 – 18:00 (月、火休館)
http://tantotempo.jp/web3/
作品展
« Contiguïté » ドコニ イテモ ソラハ ツナガッテ イル
10月16日(日)より22日(土)まで
Art gallery そら (大阪市)にて
カナダ・ケベック州のアーティスト20人による作品展です。
http://www.art-sora.com/portfolio/details/sora/1356/
(2) 映画
グザヴィエ・ドラン出演、監督:ダニエル・グルー 映画『神のゆらぎ』(Miraculum)が、9月24日から東京・渋谷 UPLINKで公開されることになりました。御見逃していた方は是非ご覧下さい。
http://www.uplink.co.jp/movie/2016/46092
(3) 講演会
トークイベント
シルク・ドゥ・ソレイユという選択
2016年10月11日(火)19時より21時まで
大阪大学 アート・メディア論研究室主催企画
http://21c-kaitokudo.osaka-u.ac.jp/events/2016/cirque_du_soleil
トーテム、出演アーティスト宮海彦さんもゲストで登壇されます。
サイトで御確認の上、お申込み下さい。参加無料・要事前申込 (定員100名)
(4) 音楽
電子音楽
France Jobin
モントリオールのサウンド・アーティスト。研ぎ澄まされたミニマムな電子音響を追求しています。
10月8日東京、10日福岡、13日岡山、15日茨城、16日東京でライブを開催します。
詳しくはサイトから:
http://www.francejobin.com/wp-content/uploads/2016/09/fjobin_simétrietourJapan.jpg
http://www.francejobin.com/?p=5133
JAZZ
Alain Bédard & the Auguste Quartet 来日ライブ
10月07日(金) 19時開演
会場  Mameromatic  http://mameromantic.com/
住所 東京都渋谷区代官山町20-20モンシェリー代官山B2
(10月7日参加希望の方は久山までご一報いただければ申込リンクを送ります)
横濱ジャズプロムナードへ参加します
10月9日(日)12時より
会場 横浜赤レンガ倉庫1号館
住所 横浜市中区新港1-1-1
http://jazzpro.jp/112
MUTEK JAPAN
11月2日-4日、モントリオール発祥のMUTEKが遂に日本に初上陸!
プログラム、会場等、ホームページをご覧下さい:http://mutek.jp/
MUTEKはモントリオールにてスタートした、デジタルクリェイティビティ、最新テクノロジーを駆使した電子音楽、
オーディオビジュアルアートの文化芸術活動の普及を目的とした、芸術フェスティバルです。
ケベックから多数のアーティストも参加します。是非この機会をお見逃しなく。
(5) 演劇
« ブックショップ »
御好評につき、またやってきます!子供から大人まで楽しめるハートフル・コメディ!
第7回 したまち演劇祭 in 台東
2017年1月8日(日)-11日
台東区生涯学習センター ミレニアムホール
劇団グロ・メカノ(カナダ・ケベック)&バスタ Inc.共同制作
http://basta.co.jp/thebookshop/

会員のお薦め情報

会員のお薦め情報(8/25、8/30、9/10、9/20 改定)

大石太郎(関西学院大学):名古屋で開催される国際会議のお知らせです。
「国際メトロポリス会議 2016」(International Metropolis Conference 2016)
10月24~28日に、「国際メトロポリス会議2016」(国際的な人の移動と社会統合に関する国際学会の年次大会)が、名古屋国際会議場(http://www.nagoya-congress-center.jp/)で開催されます。
危機管理や地方創生、ツーリズム、学生移動等も重要なテーマとなっています。
研究者オンリーではなく、政策立案者やNGOや企業関係者といった実務家の参加も多い国際フォーラムです。
21回目の年次大会で、アジアで最初の大会となります(昨年はメキシコで開催)。
早期申込み(割引料金)期日は9月26日。ワークショップ報告のご希望も承ります。フルペーパーの提出は必要なく、アブストラクトだけで十分です。最新のリーフレット類のファイルは以下のリンクからダウンロード可能です(9月27日まで)。
<英語版> https://srv04.bitsend.jp/filesgroup/83db3ffb07e821314c3ab18fd7f7362b.html
<含 日本語版> https://srv04.bitsend.jp/filesgroup/c7a4987400daae8abea04010b6fcc386.html
主催:国際メトロポリスプロジェクト(本部はオタワのカールトン大学)、国際メトロポリス会議2016愛知・名古屋組織委員会(事務局は関西学院大学経済学部)
後援:関西学院大学、移民政策学会、名古屋市、愛知県、外務省
国際会議のウェブサイトは下記のリンクです。
http://metropolis2016-nagoya.jimdo.com/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E-top/
http://metropolis2016-nagoya.jimdo.com/
-----------------------------------------------------------------------------
安田敬(ダンスカフェ):ケベック関係のイベントをお知らせします。
第4回舞踊学セミナー
「国際舞台見本市(TPAM)を通して我が国の舞踊芸術の現状を検証」
ゲスト:丸岡ひろみ(TPAMディレクター)司会:安田敬
日時:2016年10月27日(木)18:30-20:30
会場:池袋あうるすぽっと3階会議室B 料金:500円(予約登録制)
第一部マリー・シュイナールなど最新情報(報告:ダンスカフェ)(30分)
第二部「国際舞台見本市(TPAM)を通して我が国の舞踊芸術を検証」
昨年20周年を迎えたTPAM、これまでのダンスの推移を読み取る。
モントリオールCINARS、ソウルPAMSをレポート(予定)
あうるすぽっと:http://www.owlspot.jp/
------------------------------------------------------------------------------
大石太郎(関西学院大学):外務省在外公館専門調査員の募集についての情報です。
来春採用予定の在外公館専門調査員の募集が始まっています(9月26日締切)。専門調査員は地域研究の専門家を多数輩出してきたポストであり、在カナダ日本大使館専門調査員の経験者は本学会でも活躍しています。関心のある方は、募集主体である一般社団法人・国際交流サービス協会のホームページをご覧ください。
http://www.ihcsa.or.jp/zaigaikoukan/zaigaikoukansencho-01/
-----------------------------------------------------------------------------
久山友紀(州政府在日事務所):ケベック関係の文化的行事についての最新情報です。
(1) ビジュアルアート
写真展
Michel Huneault / La longue nuit de Mégantic ミシェル・ユノー / メガンティックの長い夜
メガンティックで起こった列車事故をテーマにしています。
8月20日より9月25日まで12:00 – 18:00 (月、火休館)
Gallery TANTO TEMPO (Kobe) にて
アーティストトークは C.A.P. 芸術と計画会議 5階講堂/ 8月28日12:00 より
参加費:¥2,000 です。
こちらの企画は、六甲山国際写真祭の写真展ですが、写真祭終了後も Gallery TANTO TEMPOで9月25日まで展示されています。
http://rokkophotofestival.com/blog/?tribe_events=raiec-directors-choice-2016
(2) 音楽
シネマ・ミュージカル・コンサート
9月9日より11日まで
東急シアターオーブにて
ケベックから、マット・ローラン、ロベール・マリアンが登場です。他、ブロードウェイで活躍中のアーティストたちの歌声を是非お聞き下さい。
http://theatre-orb.com/lineup/16_cmc/top.html
(3) 映画
第16回広島国際アニメーションフェスティバル
8月18日から22日 広島JMSアステールプラザにて
カナダケベック州からTheodore Ushev(テオドール・ウシェフ)の作品2作品がコンペティションにセレクトされ、<The sleepwalker>
という作品が特別賞を受賞しました。
詳しくはこちらから:http://hiroanim.org/
これとは別に、グザヴィエ・ドラン出演、監督:ダニエル・グルー 映画『神のゆらぎ』(Miraculum)が、8月6日から東京・新宿シネマカリテほかで公開され、好評につき延長されています。お見逃しなく。
http://qualite.musashino-k.jp/time.php#1470053035
(4) シルク・ドゥ・ソレイユ
「トーテム」大阪は7月14日から中之島ビッグトップにて。
詳しくはこちらから:http://totem-jp.com/
--------------------------------------------------------------------------------

ケベック関係の文化イベントの最新情報

ケベック関係の文化イベントの最新情報(7/15)
日本でのケベック関係の舞台、音楽、映画について最新情報が、ケベック州政府在日事務所の久山友紀文化公的機関担当官から送られてきましたので、以下に掲載します(AJEQブログ担当広報委員)。
----------------------------------------------------------------------------
(1) 音楽
ジャズ
「Glenn Zaleski Trio」来日ツアー
モントリオール出身のベーシスト Rick Rosatoが参加しています。
7月15日(金)東京 新宿 PIT INN
7月17日(日)愛知 名古屋 STAR EYES
7月18日(月)京都 le club jazz
7月19日(火)京都 le club jazz
7月21日(木)東京 武蔵野スイングホール
7月22日(金)静岡 LIFE TIME
7月23日(土)東京 南青山 Body & Soul
詳細:http://homepage2.nifty.com/zoojazz/index.html
クラッシック
Duo Ventapane 日本ツアー
白石 茉奈(ヴァイオリン)/マルティン・カルリーチェク(ピアノ)マギル大学ピアノ科講師
7月17日(日)14:30 尾上邸音楽室 東京都豊島区長崎5-27-20
お問い合わせ:♪♪音楽ネットワーク「えん」代表 佐伯 隆
携帯電話 090-4598-0153 Eメール tsknulp1915@gmail.com
8月6日(土) 18:00
塩嶺カントリークラブ 要事前予約
http://www.enrei.co.jp/themes/sky2/pdf/top_160628_2.pdf
8月7日(日)15:00 大阪大学会館: https://sites.google.com/site/concertb252/2016niankonsatokarenda/martinkarlicekj
8月10日(水)20:00 カフェ・モンタージュ 京都市中京区5-239-1: www.cafe-montage.com
8月21日(日)14:00
Iichiko 音の泉ホール (大分県):http://www.emo.or.jp/facilities/oto.php
(2) ビジュアルアート
ダダイズム誕生100周年記念イベント
アニタ・フギとダヴィット・デュフレンヌによるインタラクティヴ・ウェブドキュメンテーションに、モントリオールから2名のアーティストが参加
http://dada100.jp/2016/06/20/interactive-webdok/
(3) 映画
第16回広島国際アニメーションフェスティバル
8月18日から22日 広島JMSアステールプラザにて
カナダケベック州からTheodore Ushev(テオドール・ウシェフ)の作品が2作品がコンペティションにセレクトされました。
詳しくはこちらから:http://hiroanim.org/
グザヴィエ・ドラン出演、監督:ダニエル・グルー 映画『神のゆらぎ』(Miraculum)が、8月6日から東京・新宿シネマカリテほか全国で順次公開予定。
(4) シルク・ドゥ・ソレイユ
「トーテム」大阪は7月14日から中之島ビッグトップにて開催されています。
詳しくはこちらから:http://totem-jp.com/
------------------------------------------------------------------------

7月2日AJEQ研究会報告 Rapport de la réunion d’études de l’AJEQ

7月2日AJEQ研究会報告 Rapport de la réunion d’études de l’AJEQ(7/3、7/11改訂)
AJEQ研究会
日時:2016年7月2日(土)16:00~18:10
場所:立教大学 本館(1号館)2階1204教室
<プログラム>
第1発表:井村まなみ会員(群馬県立女子大学)
Tom à la ferme (Xavier Dolan)の詩的なもの:整合性と整合性で捉えられないもの」
第2発表:伊達聖伸会員(上智大学)
「フェルナン・デュモン『記憶の未来』を読む」
-------------------------------------------------------------------------
井村まなみ会員の発表についての報告
Tom à la ferme (Xavier Dolan)の詩的なもの:整合性と整合性で捉えられないもの」(井村まなみ)                 
Michel Marc Bouchardによる同名の戯曲(2010年)をもとにつくられた、Xavier Dolan の映画Tom à la ferme (2013年)についての報告である。制作者側の解説は、同性愛にまつわる禁忌と偏見(ブシャール)、「恋人を救えなかった罪悪感から、暴力と不寛容のなかでストックホルム症候群に陥ってゆく主人公の物語」(ドラン)とあるように、もっぱら内容面に関わるのに対して、構成面からの理解が目的である。まず、整合性で説明できるモチーフとテーマ―直進と旋回の枠組み、車と牛の対称性、出発と喪のテーマの繰り返し―を整理した。特に、戯曲のシナリオを映画用に練り直している点、両者の比較に力点を置いた。ブシャールが限られた空間で展開するために言語の特性を駆使するなら、ドランはそれらを映像で支えながら、さらに発展させることで成功しているのである。
発表では次に、整合性では捉えられないもの、言語でも映像でも表わし難いことを浮かび上がらせようと試み、詩的なものとの関連を指摘した。
スクリーンに映像を映しながらの報告であり、報告後、会場からは活発な意見と質問をいただいた。この作品の持つ豊かさを改めて知ることになり、今後考察を深めるための指針としたい。

伊達聖伸会員の発表についての報告
「フェルナン・デュモン『記憶の未来』を読む」(伊達聖伸)
5月末に拙訳でフェルナン・デュモン『記憶の未来――伝統の解体と再生』(白水社、2016年)が刊行された。
本発表は、本書の概要を紹介し、訳者なりに重要と思われる論点をいくつか紹介したもので、会場との質疑応答になるべく多くの時間を費やすことを意識した。
「私たちの社会が未来を前にして無力になったのだとしたら、それは私たちの社会が記憶を失ったことに原因があるのではないか」。
この問いを前に、デュモンは現代社会においては慣習の解体が起こっているが、それは必ずしも伝統の解体ではないと論を進める。
記憶の危機は転じて好機にしうるものでもあり、著者はその希望を学校とデモクラシーに託す。
論点として挙げたのは、1)記憶喪失に抗して、歴史の果たすべき役割、2)人文科学の危機に抗して、学校の果たすべき役割、3)「デモクラシーに固有の専制」(トクヴィル)に抗して、「たえず再興すべき伝統」としてのデモクラシーをいかに構築するか、の3点である。
会場からは、記憶というテーマをめぐるケベックの特殊性と普遍性、フランス本国とその他のフランス語圏の国や地域の違い、国民的記憶のレフェランスとなるものの特徴などについて、いろいろな角度から質問やコメントをいただいた。
訳者としては、本書は反時代的なアクチュアリティを持つもので、現代の日本にとっても意味のあるものだと思う。お手に取っていただければ幸いである。
-------------------------------------------------------------------------
写真:
井村まなみ会員の発表の様子
160702AJEQA40.jpg

伊達聖伸会員の発表の様子
160702AJEQC32.jpg

フェルナン・デュモン『記憶の未来』の表紙
160702Date0.png

-----------------------------------------------------------------------------

アンヌ・エベール生誕100周年・国際研究会参加報告

アンヌ・エベール生誕100周年・国際研究会参加報告(佐々木菜緒) (7/1)

Colloque international « Anne Hébert, le centenaire »
7-9 juin 2016, Sherbrooke et Montréal, Québec
研究会ホームページ:http://colloqueannehebert.evenement.usherbrooke.ca/

 2016年は、現代ケベックを代表する作家アンヌ・エベール(Anne Hébert:1916-2000)生誕100周年に当たる。それを記念して、6月7日〜9日の3日間、ケベックのシェルブロックとモンレアルでアンヌ・エベール国際研究会が開催された。詩から小説、短編から戯曲までに至るエベール全作品を様々な観点からを総合的に考察し、今後の研究や教育分野におけるエベールの可能性を探るために、ケベックや英語系カナダのみならず、フランス、オランダ、ドイツ、スペイン、イタリア、アイルランド、インド、ブラジル、日本など世界各国から30名のエベール研究者が結集した。2016年はまたアンヌ・エベール研究センター設立20周年を迎える節目の年でもある。
 本研究会の流れは大きく分けて次のようであった。先ず1日目はオープニングとしてエベールの生涯と作家活動について話し合われ、2日目にエベールの全作品に関する研究発表(テーマ研究、社会学的考察、表象論や芸術論など)がなされた。そして3日目にエベール作品の受容や世界のエベール研究の現状について報告がなされたのち、クローズィングとして今後のエベール研究の可能性が話し合われた。
 私の発表は、3日目の « Traduction et réception » の枠組みで、 « Anne Hébert au Japon : Les chambres de bois et Kamouraska » と題し、国内におけるエベール作品の受容について行った。本発表では、日本語に唯一訳された小説であるにもかかわらず国内では未だほとんど研究されていない『カムラスカ』(1970)と、邦訳はないが国内のケベック文学研究で注目度の高い『木の部屋』(1958)を取りあげた。この対照的な2作品について、ケベックにおける場合と比較しながら、その要因を検討した。日本特有のエベール現象は他の研究者の関心を大いにひき、国内におけるケベック文学や翻訳状況についても活発に質問があがった。
 また、本研究会と合わせて開催されるエベールの展覧会 « La détermination d’un regard : archives littéraires d’Anne Hébert et œuvres d’art de Hector de Saint-Denys Garneau » の内示展は、本研究会参加のもう1つの醍醐味であった(写真参照)。同展覧会では作品原稿や、エベールに関する写真、絵などが展示されている(シェルブロック大学文化センターのアートギャラリーにて8月7日まで開催中)。研究会の3日間、食事の面でも大変歓待していただいた。特に内示展後に発表者全員はケベックの郷土料理コースの晩餐会に招いて下さった。こうした食をとおして他の研究者と出会い、自由に気軽に意見を交換できたことは素晴らしい時間であった。研究会主催者のNathalie Watteyne教授に感謝したい。
 さいごに、今回のケベック滞在は、6月9日に始まった音楽祭Les FrancoFolies de Montréalと重なったことは幸運であった。本研究会終了後はモンレアル市内Quartier de Spectacleにて、昨今若者に大人気のラップバンド Dead Obiesや現代ケベックポップとして幅広い年代層にファンの多いPierre Lapointeの生演奏を堪能することができた。学際的かつ文化的に凝縮した素晴らしい1週間の滞在だった。

研究会の様子
SasakiA15.jpg

Nathalie WatteyeneとJanet Paterson
SasakiB15.jpg

エベールの書斎(展覧会)、およびエベール研究書販売
SasakiC08.jpg SasakiD08.jpg
----------------------------------------------------------------------------------




Emie R. Roussel 講演+演奏報告(6/29)

Emie R. Roussel 講演+演奏報告(6/29)

Le 27 juin 2016 a eu lieu à l’Université Rikkyo la rencontre avec Emie R. Roussel (pianiste jazz, compositrice), qui était de passage au Japon pour lancer son troisième album « QUANTUM ». Après avoir écouté son interprétation des pièces tirées des albums « TRANSIT » (prix Opus 2015, disque jazz de l’année ) et « QUANTUM », le public a assisté à son entretien avec Isao Hiromatsu (Univ. Hosei) sur « Le jazz au Québec ». C’était un moment agréable et plein de bonheur. (Kazuko Ogura)

2016年6月27日(月)18:40~、立教大学にてケベックのジャズ・ピアニスト、エミー・R・ルセールの講演会+演奏会が開催されました(主催:日本ケベック学会、共催:立教大学異文化コミュニケーション学部、後援:ケベック州政府在日事務所)。
ルセール氏は3枚目のアルバム『クワントム(量子)』の日本でのリリースのために初来日。『トランジット』(ケベック音楽評議会主催Prix Opus、ベスト・アルバム・オブ・ザ・イヤー受賞)と『クワントム』から数曲演奏していただいたあと、廣松勲会員(法政大学)と「ケベックのジャズ事情」についての対談が行われました。梅雨の一夕、集まった聴衆とともに生演奏に耳を傾け、至福のひとときを過ごしました。
こちらもごらんください。https://fr-fr.facebook.com/emierrousseltrio/
(文責:小倉和子)

Roussel-6-2.jpg Roussel-4-2.jpg
Roussel-5-2.jpg Roussel-7-2.jpg
(photos: Hidehiro Tachibana + Yuki Kuyama)

CIÉF2016年セネガル大会参加報告(6/12)とお勧め情報

CIÉF2016年セネガル大会参加報告(6/12)


国際フランコフォニー学会   第30回世界大会大会参加報告
Conseil International d’Études Francophones (CIÉF)
30e congrès mondial, 23-29 mai 2016, Saly-Portudal, Sénégal

大会ホームページ:https://secure.cief.org/wp/?page_id=93


 2016年5月23日(月)から29日(日)まで、セネガル・サリー=ポルテュダルで国際フランコフォニー学会(CIÉF)第30回世界大会が開催された。全体テーマとして« Autour de l'arbre à palabres »を掲げ、51のセッション、3つのターブル・ロンドが組まれ、参加者は200人近かったようだ。他に、作家たちによる朗読会も催された。ダカール市のシェック・アンタ・ジョプ大学が大会開催に協力していたが、そのお蔭もあったのだろうか、いつもよりも作家が多めに集まっていた。壇上に並んだアフリカ在住のフランス語表現作家たちの声に触れると、同じアフリカ出身でもフランス在住の作家とは異なる独特の味わいと話振りが伝わってくる。そこに、大陸としてのアフリカの文化的重みが感じられた。
 会場は、首都ダカールから70キロほど南に下ったサリー=ポルテュダル市にあるホテル、レ・フィラオ(Hôtel Les Filaos) 。大西洋に面したリゾート・ホテルだった。広い敷地内にバンガロー風の宿泊用家屋が並び、中央に広い芝生の空間とプールがしつらえてある。海辺には大きな椰子の木が植えられ、木陰にサマーベッドやパラソルが並んでいる。ほとんど波打ち際の分科会室もあって、そこに入ると、発表者の声に混じって、打ち寄せる波の静かに砕ける音が聞えてくる。太陽の降り注ぐ敷地内を歩けば、白い壁に、薄黄色の長い首をした大きなトカゲが這っていて、こちらが近づくと首を振ってすばしっこく動き出す。ふと、アラン・ロブ=グリエの『ジャルジー』を思い出した。あのヌーヴォー・ロマンの作品には、ブラインドと、その陰に隠れたトカゲの執拗な描写があった。あれは舞台がアフリカだったのだろうか?こんな所でロブ=グリエのトカゲに出会うとは。いずれにしても、アフリカでは何もかも輪郭が濃いんだ、という印象を受けた。ホテルの木造の食堂も、強い日差しに包まれた内部に色濃い陰を作り出していた。そこに座ると、涼しくて、海が見渡せる。食事時になると、大会参加者が思い思いに集まって、開放的で親密な空間を楽しんでいた。
 さて、肝心のAJEQ会員の発表だが、5月26日(木)午前中に、日本人4人によるセッション « Postures et champs littéraires francophones »があった。立花英裕が司会を務め、小倉和子が « Montréal d'après les romans de Dany Laferrière »、立花が« Quête d'un champ littéraire : Aimé Césaire et Alioune Diop »と題する発表を行った。このセッションでは、AJEQ会員ではないが、静岡文化芸術大学の石川清子氏がアシア・ジェバールについて、大東文化大学の中村隆之氏がエドゥアール・グリッサンと雑誌『アコマ』について研究発表をしている。それに続く時間帯には、Gilles Dupuisが セッション« Vues d'Afrique: présences africaines dans les littératures québécoises et franco-ontariennes »の司会を務め、« Blackout: l'Afrique fantôme dans les romans d'Aquin, père et fils »と題する 研究発表を行った。
 次に、参加したAJEQ会員3名の研究発表の概要を述べよう。
 小倉和子は « Montréal d'après les romans de Dany Laferrière »において、独裁政権下のハイチを逃れて、1976年、オリンピックが開催されるさなかのモンレアルに降り立ったラフェリエールが最初に見たもの、そして10年後、作家としてデビューする直前の80年代半ばに同じ都市で見たものを、『甘い漂流』と『ニグロと疲れないでセックスする方法』を通して跡づけることにより、間文化主義が徐々に浸透していくモンレアルの様子をラフェリエールの炯眼を通して確認すると同時に、この作家をアカデミー会員、さらには世界文学の作家にまで育てたこの都市の魅力を探った。
 立花英裕は、« Quête d'un champ littéraire : Aimé Césaire et Alioune Diop »において、雑誌Présence Africaineを拠点として、創刊者Alioune Diopと詩人Aimé Césaireがどのような経緯で協力体制を実現し、トランスナショナルな知的・文学的運動を興したかを論じた。第2次世界大戦中、一時的とはいえフランス共和主義体制が瓦解するが、この「空白」の中で、フランスに従属した知的・文学的枠組みから脱却・自律しようとする機運が世界各地で高まり(ケベックも含む)、それが数多くの雑誌の創刊を促した。Présence Africaineもその代表的一例だが、そうした世界的状況が、フランス語圏文学の後の展開を生む素地になったとする見解を述べた。
 Gilles Dupuisからはフランス語による報告が届いたので、以下に掲載する。
 Gilles Dupuis a présidé une session (26 mai) intitulée « Vues d'Afrique : présences africaines dans les littératures québécoises et franco-ontariennes », à laquelle ont également participé Christiane Ndiaye (Université de Montréal) et Peter Klaus ( Freie Universität Berlin ). La communication de Gilles Dupuis, intitulée « Blackout : l'Afrique fantôme dans les romans d'Aquin, père et fils », portait sur la représentation de l'Afrique fantôme dans les romans d'Hubert Aquin ( Prochain épisode et Trou de mémoire ) et d'une Afrique plus incarnée dans le roman de son fils aîné Philippe Aquin (La route de Bulawayo). Il s'agissait de voir en quoi le fils, tout en s'acquittant d'une dette littéraire contractée à l'endroit du père, réglait ses comptes avec lui à travers sa fiction inspirée par le continent africain.


 小倉と立花が参加したセッションは発表者が全て日本人で、しかもエクスカーション翌日の朝9時からだったので、聴衆の数が懸念されたが、開始時はまばらだったものの、すぐに席が埋まり始め、質問も活発だった。聴衆の中には一橋大学名誉教授恒川邦男氏の姿もみられた。CIÉFのYolaine Parisot会長は聴きに来てくださらなかったが、後で報告を受けたらしく、私たちの発表をとても褒めてくれ、毎年熱心な日本人の参加があることに謝意を表してくれた。司会の私から見ても、私自身の発表は別にして、小倉、石川、中村の発表はどれも大変内容が濃く、よくまとまっていて、すばらしかった。世界と互角に競い合える日本の研究水準を示していたと言えるだろう。
 25日(水)のエクスカーションは、ダカール市とゴレ島の観光だった。ホテルからダカールまでは遠いので、市内見学の時間が短かったのが心残りだった。セネガルでは政治家がウォロフ語で話すと80%の人が理解し、フランス語だと22%が理解するという説明を聞いた (学術的な統計と多少ずれがあるかもしれないが、セネガル一般の人々の心理的認識を表しているのかもしれない) 。そこで、ダカール市内の看板・広告塔を注意して見たが、そのほとんどがフランス語だった。そこに、セネガルの言語的・文化的複雑さが垣間見えた。アフリカには、ほとんどクレオール化したフランス語が話される地域もあるという。ダイグロシア的状況はカリブ海域にも共通するとはいえ、たとえばマルティニク島と比べると、やはりアフリカは全く別の広大な世界なのだ。
 奴隷貿易の拠点として名高いゴレ島への船旅は気持ちがよかった。島は、ダカールから船で20分ほどの沖に浮かんでいる。そこで和やかな昼食となった。小さな島には風が吹いていた。カリブ海の律動に富んだ貿易風とは違うが、絶え間なく静かに吹いている。この無言の風に帆をふくらませてかつての奴隷船はアメリカ大陸に向かったのだろうか。
 私たちが滞在した最終日の27日(金)午後、CIÉF総会が開催され、そこで4月に実施された理事会選挙の報告があった。選挙は地域別になされるが、「その他の国」の理事の1人として、立花英裕が選出されたことが報告された。任期は4年。

(文責:立花英裕)


T1Ogura.jpg T2Zentai.jpg

  小倉和子会員の発表                    分科会会場風景(中村隆之氏の発表)                  


T3D.jpg T4Tachibana.jpg

Gilles Dupuis faisant sa communication     パーティー会場の立花英裕会員

 

会員のお薦め情報

会員のお薦め情報(6/8、6/9改定)

北山晴一(立教大学名誉教授):公開講演会のご案内です。
テーマ:「いまあらためて社会デザインを考える
    ~共同体を支える理念とは何か~倫理、制度、現実の交錯する中で」
日時:2016年6月18日(土)14:00~18:10
場所:池袋キャンパス 太刀川記念館3階多目的ホール
主催:立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科、立教大学社会デザイン研究所、
    社会デザイン学会
内容:シリーズの第3回にあたる今回は、私たちがともに生きる場としての
   「共同体」について3つの視点から議論を深めます。
講師:西谷 修 立教大学大学院文学研究科特任教授
        テーマ:共同体の理念とりわけその倫理的基盤
  宮島 喬 お茶の水女子大学名誉教授、元・立教大学社会学部教授
        テーマ:欧州諸国が目指した共同体と直面する困難
        ~移民国フランスの現実、アイデンティティ、虚構
  佐野 敦子 社会デザイン学会理事
        テーマ:ドイツが目指した共同体「統合」の現状と課題
  北山 晴一(ディスカッサント)立教大学名誉教授
  中村 陽一(モデレーター)立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科委員長
申込:不要、詳細http://www.rikkyo.ac.jp/events/2016/06/17728/
https://www.rikkyo.ac.jp/hikaku-bunmei/
-----------------------------------------------------------------------------
安田敬(ダンスカフェ):コンテンポラリーダンスのセミナーのお知らせです。
ダンスカフェサロン in あうるすぽっと 2016
第一回舞踊学セミナー
テーマ:「コンテンポラリーダンス:この30年間の推移と検証」
日時:7月6日(水)18:30~(約120分)
会場:池袋あうるすぽっと3階会議室B(豊島区東池袋4-5-2)
主催:あうるすぽっと、ダンスカフェ、企画:ダンスカフェ
助成:文化庁、一般財団法人・地域創造
講師:石井達朗×山野博大
趣旨:コンテンポラリーダンスの誕生が1980年代後半、90年代からダンスを自主上演する劇場が誕生、多くの振付家、ダンサーが登場、バブルを迎えたのですが、21世紀になるとリーマンショックなど経済的な不景気が続き、その影響か文化予算の削減等、舞台芸術活動が停滞、公立・民間劇場の閉鎖さらに東北など震災が重なり社会的にはかなり厳しい状況です。
この時代どこに向かおうとしているのか、この30年間の舞踊界の変遷を通じてリアルタイムに目撃されてきた評論家石井達朗、山野博大両氏のトークを交えてコンテンポラリーダンスを検証・展望します。
料金:500円
詳細http://www.owlspot.jp/workshop/160706_detail.html
ポスターhttps://docs.google.com/viewer?a=v&pid=sites&srcid=ZGVmYXVsdGRvbWFpbnwyMDE2d3VjbGF8Z3g6MWQ2YzU0MTdkYTJlZGYzYw
------------------------------------------------------------------------------

ケベック関係の文化イベントの最新情報

ケベック関係の文化イベントの最新情報(6/1)
日本でのケベック関係の舞台、音楽、映画について最新情報が、ケベック州政府在日事務所の久山友紀文化公的機関担当官から送られてきましたので、以下に掲載します(AJEQブログ担当広報委員)。
----------------------------------------------------------------------------
舞台
お待たせいたしました!
1)<887>
「映像の魔術師」ロベール・ルパージュが自ら語る、自叙伝的一人芝居、東京芸術劇場にて日本初公演です。
作・演出・美術・出演:ロベール・ルパージュ
英語上演:日本語字幕付
2016年6月23日 (木) ~2016年6月26日 (日)  東京芸術劇場 プレイハウスにて
https://www.geigeki.jp/performance/theater120/
2016年7月2日、3日りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館にて
http://www.ryutopia.or.jp/schedule/16/0702t.html
2)Being at home with Claude クロードと一緒に 
(リーディングx映像xライブ演奏)
読み聞かせというスタイルのパフォーミングアートです。どのような舞台になるか楽しみです。
作:ルネ-ダニエル・デュボワ
翻訳:イザベル・ビロドー/三宅優
2016年7月4日、5日 新国立劇場 小劇場 THE PIT
www.zuu24.com
3)シルク・ドゥ・ソレイユ
大好評にて上演中の「トーテム」ですが、東京公演も残り1ヶ月を切りました。大阪、名古屋へと移動していきます。
詳しくはこちらから:http://totem-jp.com/
----------------------------------------------------------------------------
音楽
4)ジャズ
Emie R Roussel (Jazz) Japan Tour 2016
エミー・R・ルセール(ジャズピアニスト)が待望の初来日公演!
6月25日(土)代官山 / 晴れたら空に豆まいて
http://mameromantic.com
6月26日(日)新宿 / dues新宿 アルバム「QUANTUM」発売記念ショーケース
http://dues-shinjuku.diskunion.net
6月27日(月)池袋 / 立教大学池袋キャンパス5号館3階5324教室
エミー・R・ルセール講演「ケベックのジャズ事情」+演奏
*主催:日本ケベック学会 共催:立教大学異文化コミュニケーション学部 
http://www.rikkyo.ac.jp/events/2016/06/17709/
6月28日(火)横浜 / KAMOME
http://www.yokohama-kamome.com
5)クラッシックコンサート
ヤニック・ネゼ=セガン(Yannick Nézet-Séguin)xフィラデルフィア管弦楽団x五嶋龍
モントリオール出身のヤニック・ネゼ=セガンは、2012年からフィラデルフィア管弦楽団の音楽監督に就任。コンサートに加え、オペラの分野でも大活躍し、高く評価されています。
6月3日(金)19時 サントリーホール
6月4日(土)19時 ミューザ川崎シンフォニーホール
6月5日(日)14時 サントリーホール
http://www.kajimotomusic.com/en/concert/ym=2016-06/
----------------------------------------------------------------------------
映画 
6)4月9日より、ドゥニ・ヴィルヌーヴ(Denis Villeneuve)監督の映画『ボーダーライン』(Sicario)が公開され、全国各地で上映中です。
http://border-line.jp/
7)第69回カンヌ国際映画祭において、パルムドールの次点にあたるグランプリにグザヴィエ・ドラン監督(27)の
『イッツ・オンリー・ジ・エンド・オブ・ザ・ワールド(英題) / Juste la fin du monde』が選ばれました。
日本では2017年2月11日に公開が決定いたしました。お楽しみに。
以上
------------------------------------------------------------------------------

会員の活動報告とお薦め情報

会員の活動報告とお薦め情報(4/12、4/18、4/22、5/28 改定)

安田敬(ダンスカフェ):ケベックのダンサー来日公演のお知らせです。
第12回シアターΧ 国際舞台芸術祭 「北斎とかぶこう!」
会場:シアターχ(カイ):墨田区両国2-10-14 両国シティコア内
期間:2016年6月4日(土)~7月10日(日)
プログラム: http://www.theaterx.jp/16/160604-160710p.php
◆7月5日(火)19:00 ジョスリーヌ・モンプティ(カナダ) 『Nuit /Nacht/Notte: 夜/夜/夜』 (http://www.theaterx.jp/16/160705-160705i.php)
シアターX国際舞台芸術祭は1994年より隔年で開催、今年第12回目。このフェスティバルは単に作品を寄せ集め串刺しする“お祭り”イベントではなく、舞台芸術の質の向上をめざす創造現場のるつぼにて全員がそして観客も集い共に〝かぶく"アクティブな場をと願うものです。参加するアーティストたちは作品発表を通して、今日・同時代のアーティストとの哲学と美意識とをシェアするため集まり、海外からの9ヵ国を合わせて45団体による作品上演。
その中でケベック出身の振付家ジョセリーヌ・モンプティ(Jocelyne Monpetit)は、これまで何度も来日し日本のファンが多い親日家。舞踏家土方巽を師事、その後、故大野一雄、田中泯などと親交。
ジョスリーヌ・モンプティのAJEQインタビューは以下を参照:
AJEQケベック・インタビュー:http://japon-quebec.com/quebec/montpetit/
--------------------------------------------------------------------------------
久山友紀(ケベック州政府在日事務所):ケベックに関係した映画、舞台、音楽についてのお知らせです。
映画 (Nouveau!)
4月9日より、ドゥニ・ヴィルヌーヴ(Denis Villeneuve)監督の映画『ボーダーライン』(Sicario)が公開され、大ヒット上映中です。
http://border-line.jp/
舞台
(1)大好評を得ている、中谷美紀主演 フランソワ・ジラール演出 井上靖の「猟銃」(Le fusil de chasse)ですが、早いもので、今週末で、東京公演は終了となります。当日券は若干出るようですので、是非まだの方はご覧頂けると嬉しいです。その後、新潟、京都、愛知、兵庫、北九州と公演が続く予定です。
4月24日(日)まで:東京、パルコ劇場にて
5月4日(水):新潟、りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館・劇場
5月7日(土)ー9日(月):京都、ロームシアター京都 京都サウスホール
5月14日(土)ー15日(日):愛知、穂の国とよはし芸術劇場PLAT主ホール
5月21日(土)ー22日(日):兵庫、兵庫県立芸術文化センター阪急中ホール
5月27日(金)-29日(日):北九州、北九州芸術中劇場
(2)ワジディ・ムアワッド 演出、出演 「火傷するほど独り」(Seuls)、ロベール・ルパージュへのオマージュであるこの作品は、日本で初演の作品となります(フランス語で上演、日本語字幕)。ふじのくに せかい演劇祭で上演されます。
5月7日(土)15時、5月8日(日)13時:SPAC 静岡芸術劇場
7日プレトークには、以前、世田谷パブリックシアターで『炎 アンサンディ』を演出された上村聡史氏がご登壇されます。『アンサンディ』が来年3月に再演されることが決まり、ムアワッド作品は今後も話題が続きそうです。
音楽:クラッシックコンサート(Nouveau!)
ヤニック・ネゼ=セガン(Yannick Nézet-Séguin)xフィラデルフィア管弦楽団x五嶋龍
モントリオール出身のヤニック・ネゼ=セガンは、2012年からフィラデルフィア管弦楽団の音楽監督に就任。コンサートに加え、オペラの分野でも大活躍し、高く評価されています。
6月3日(金)19時 サントリーホール
6月4日(土)19時 ミューザ川崎シンフォニーホール
6月5日(日)14時 サントリーホール
http://www.kajimotomusic.com/en/concert/ym=2016-06/
------------------------------------------------------------------------------------
矢頭典枝(神田外語大学):学生のケベック訪問についてのご報告です。
神田外語大学の学生6名が、日本政府推進事業「KAKEHASHIプロジェクト」で、3月11日~18日の日程でケベック州を訪問しました。その際の写真を下に掲載します。
またそのレポートと他の写真については以下をご覧ください。
http://www.kandagaigo.ac.jp/kuis/kuis_news/detail/0510_0000004328.html
写真:ケベック市に到着した学生たち
Yazu125.jpg

また、同じプロジェクトでUQAMの学生21名が訪日した様子についてUQAMの大学ホームページに掲載された内容の概要を、日本語で紹介しました(翻訳:矢頭典枝)。こちらも合わせてご覧ください。
http://www.kandagaigo.ac.jp/kuis/kuis_news/detail/0510_0000004274.html
------------------------------------------------------------------------------------
立花英裕(早稲田大学):ユベール・アダットとの対談およびジュリアン・デルメールの詩の翻訳についてのお知らせです。
1)対談:ユベール・アダット×立花英裕
2016年4月13日(水)午後7時-9時
アンスティテュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ 入場無料
Rencontre avec Hubert Haddad à l'Institut français à Tokyo, le 13 avril à 19h.
作家Hubert Haddadはチュニジア出身のフランスの作家です。小説『パレスティナ』が有名ですが、多作で多彩な才能を備えた人です。日本にも関心があり、俳人山頭火の生涯を小説にしています。なんだか怪物のような作家です。よろしかったら聴きにいらしてください。詳細は以下をご参照ください。
http://www.institutfrancais.jp/tokyo/events-manager/conference-hubert-haddad/
2)詩の翻訳
昨年来日したジュリアン・デルメールの詩を翻訳して、「現代詩手帖」2月号に発表しました。よろしかったら、図書館などでご覧ください。
http://www.shichosha.co.jp/gendaishitecho/item_1591.html
-------------------------------------------------------------------------------------

3月28日AJEQ研究会報告 Rapport de la réunion d’études de l’AJEQ(4/1)

3月28日AJEQ研究会報告 Rapport de la réunion d’études de l’AJEQ(4/1)

日時:3月28日(土)16:00~18:30 le 28 mars 2016
場所:立教大学 6号館 6206教室 Université Rikkyo, Bât. 6, Salle 6206

1 小松祐子(筑波大学)「ケベックと他のカナダ・フランス語共同体との関係」
2 Robert TRUDEL(特別ゲストSecrétaire général-Québec, Comission franco-québécoise sur les lieux de mémoire communs) « Le cadre général des relations France-Québec, depuis 50 ans, des années 1960 à nos jours »(1960年代から今日までの半世紀にわたるフランス・ケベック関係の全体的枠組)

1 小松祐子会員の発表
「ケベックと他のカナダ・フランス語共同体との関係」
 ケベック以外のカナダのフランコフォン人口は約100万人で、ニューブランズウィック州のアカディアンやケベックに隣接するオンタリオ州のフランコフォンが多いが、他州にも少数派共同体として各地にフランコフォンが存在する。カナダ統計局の資料によれば、1951年から2011年までにカナダのフランコフォンが人口に占める割合は約11%の減少を記録している。しかし、そのなかでケベック州だけは約3%の増加となっている(101号法の成果がうかがわれる)。このように状況の異なるケベック州と他のマイノリティのフランコフォンとの関係を検討するのが今回の研究会のテーマであった。
 研究会では、両者の関係について簡単な研究史の紹介、歴史的経緯、現在の協力関係(とくに鍵となる組織)を概観した後、ケベック州と他州フランコフォン共同体との関係の複雑さを理解するための事例として、2015年1~2月にカナダおよびケベックのメディアを賑わせたユーコン準州のフランス語学校の入学許可に関する問題を紹介した。
 両者の関係については、1990年代から検討が開始され、詳しい研究はいまだ限られるが、2014年AJEQ大会の招聘講演者マルセル・マルテル教授の著作が歴史的観点からの研究として代表的である。マルテル教授が「奇妙な関係」と呼ぶ両者の関係については、1960年代以降、「緊張」「引裂かれ」「孤独」といった語によりしばしば表現されてきた。が、21世紀を迎え、新たな関係を予告する者もいる(J.-L.Roy, 2001)。
 両者には、かつて仏系カナダとしての共通のネイション意識が存在し、宗教界、民間ネットワークによる協力が盛んであった。しかし20世紀後半両者は徐々に別々の道を歩み、1967年の仏系カナダ大会を境に仏系カナダというアイデンティティは消滅し、各地のコミュニティごとのアイデンティティが模索されることとなった。60年代以降、ケベックは自州のアイデンティティ確立、とくに主権問題や国際舞台への進出を優先課題とし、他州フランコフォンを顧る余裕はなかった。一方、他のフランコフォンらは1975年Fédération des francophones hors-Québec (その後91年にFédération des communautés francophones et acadienne du Canadaと改称)を設立し結束を固めた。
 「静かな革命」以降のケベックでは、州政府(Etat)による社会整備が強化され、その成果は社会のフランス語化に大きく表れているが、フランコフォンとの関係についてもEtatが極めて重要な役割を果たすようになった。かつての宗教ネットワークにかわり、政府による協力が今日重要な位置を占めている。ケベック州のSAIC(Secrétariat aux affaires intergouvernementales)が他のフランコフォン共同体組織との対話者となり、90年代後半以降、各種支援プログラムを実施している。またケベック州政府は2008年にCentre de la francophonie des Amériquesを開設し、アメリカ大陸全体のフランコフォニーに対する責任を果たそうという意欲を示している。このように州政府主導の活動が前面に見られる一方で、20世紀前半から活動する民間ネットワーク組織(例としてAssociation canadienne d’éducation de langue françaiseを挙げた)も続けられている。
 もう一つのEtatである連邦政府の介入も、少数派フランコフォンとケベック州との関係を複雑にしている。1969年連邦公用語法による連邦政府の公用語プログラム、1982年「権利及び自由に関する憲章」23条による教育権に関する規定が挙げられる。
 23条をめぐっては、複数のフランコフォン共同体が各州政府を相手に訴訟を継続中であるが、なかでもユーコン準州政府とフランス語教育委員会とが争うカナダ最高裁での係争について、2015年1月にケベック州政府が行った介入が注目を浴びた。ケベック州は州内の公用語マイノリティであるアングロフォンへの影響を恐れて、他州フランコフォンの立場を支持できない事情がある。
 フランス語憲章から約40年を経て、州内のフランス語化にひとまずの成功を収めたと思われるケベック州に対しては、他州で英語化の脅威に苦しむフランコフォンに対する支援の期待が高まるが、自州の状況に常に警戒を怠ることができないケベック州の状況、そしてEtatに頼る協力の制度上の限界もが理解されるのである。(文責:小松祐子:本発表は2014年度小畑ケベック研究奨励賞の助成を受け、2015年2-3月にケベックにて行った調査の成果をもとにしたものである)

小松1-2 小松2-2

2 Robert TRUDEL氏の講演
Le 28 mars 2016, lors de son passage à Tokyo, M. Robert Trudel, ancien premier conseiller politique à la délégation générale du Québec à Paris (2004-2008) et actuel secrétaire général-Québec de la CFQLMC (2015-), a bien voulu venir à la réunion d’études de l’AJEQ et donner une conférence sur le développement des relations franco-québécoises depuis 50 ans ainsi que les activités de la comission. Une quinzaine de membres de l’AJEQ ont participé à la réunion et la conférence a été suivie d’une discussion passionnante.
2月初め、学会事務局に「フランス=ケベック共通の記憶の場委員会」のケベック側事務局長Robert Trudel氏から講演の申し出が舞い込んだ。あいにく大学で講演会を開催するのが難しい時期だったため、今回の研究会にお招きすることになった。Trudel氏は長年ケベック州政府国際関係省に勤務し、ヨーロッパ各国の代表事務所勤務を経験した方である(2004年~2008年、在パリ代表事務所)。「共通の記憶の場委員会」は1997年にフランスとケベックのあいだで発足した委員会で、氏は2015年からそこのケベック側事務局長を務めている。
氏には、「静かな革命」以降、現在までの半世紀のあいだにケベックとフランスの関係がいかに変化してきたか、現在どのような関係が築かれているかなどについて、委員会の活動との関わりでお話しいただいた。「共通の記憶の場」というのは、ケベック市のPlace Royaleのような実際の場所だけでなく、歴史的な出来事、filles du roiのような人物、文学作品や歌のような無形文化財など様々なものを含む。委員会の活動は、それらを掘り起こし、目録を作成し、記念の年にシンポジウムや展覧会を開催し、ネットや出版物で広報するなど、多岐にわたる。
1967年にド・ゴール大統領がケベックを公式訪問してから来年で50年。そのときの言葉(今フランスがケベックにたいして行う支援は、将来何倍にもなって返ってくるだろう)は現実のものとなり、今やケベックとフランスは様々なかたちで対等な協力関係を築いているばかりか、留学生数などについては完全な輸入超過状態である。ケベックはフランスにとって、政治・経済的にも、言語・文化的にも北米における重要な足場となっている。かつてアブラハム平原での戦いに援軍を送らなかったフランスにたいしてケベックの人々が抱いていた恨みの念は、250年の時を経て「記憶の場」の奥深くに眠るときが来たようだ。(文責:小倉和子)
Trudel 1-2 Trudel 2-2
(写真撮影:河野美奈子)

ケベック大学モントリオール校(UQAM)訪問団が神田外語大学を訪問

ケベック大学モントリオール校(UQAM)訪問団が神田外語大学を訪問(3/16)

2月29日、日本政府推進事業「KAKEHASHIプロジェクト」で、ケベック大学モントリオール校訪問団が神田外語大学を訪問しました。
訪問団は、同大学の学部生と大学院生21名で構成され、訪問先の神田外語大学において、日本文化に触れ、日本のメディアとポップカルチャーについてのレクチャーを受けました。以下がその際の写真です。

YazuA15.jpg

詳細およびその他の写真につきましては、以下の神田外語大学のウェブページをご覧ください。
http://www.kandagaigo.ac.jp/kuis/kuis_news/detail/0510_0000004216.html
(矢頭典枝)

会員の活動報告とお薦め情報

会員の活動報告とお薦め情報(2/21、2/27、3/4、3/8、3/16、3/29改定)

久山友紀(ケベック州政府在日事務所):以前(このページの下)でもご紹介しましたワジディ・ムアワッドの作品を再度お知らせいたします。
≪SPAC ふじのくに・せかい演劇祭2016≫
ゴールデンウィークに静岡で開催される「ふじのくに・せかい演劇祭2016」では、カナダ・ケベックから注目のワジディ・ムアワッドの作品が来日します。ゴールデンウィーク後半のお出かけに、珠玉の演劇作品をぜひご覧ください。
<カナダ/ケベック・フランス>
『火傷するほど独り』 “seuls” 作・演出・出演:ワジディ・ムアワッド
5月7日(土)15時開演、8日(日)13時開演
会場:静岡芸術劇場(JR東静岡駅 徒歩5分)
上演時間:120分、フランス語上演/日本語字幕
http://festival-shizuoka.jp/program/seuls/
運命が複雑に絡み合う壮大なドラマを生み出し、絶大な支持をうける劇作家ワジディ・ムアワッド。作家が自ら出演する本作は、レバノンに生まれ幼くしてフランスからカナダへ移った生い立ちが色濃く表れ、内なる葛藤を宇宙にぶちまけるかのような衝撃的なラストは圧巻です。混迷の時代、孤独や惑いを昇華する快作を、ぜひ静岡でご覧ください。 プレトークも予定されていますのでお楽しみに!
【チケット料金】一般1公演:4,100円/ペア割引:3,600円、ほか各種割引あり
【ご予約・お問い合わせ】SPACチケットセンターTEL: 054-202-3399 (受付時間:10:00~18:00)
演劇祭公式サイト festival-shizuoka.jp
-------------------------------------------------------------------------------
小松祐子(筑波大学):ケベック関係パネルセッションについてのお知らせです。
2015年度日本言語政策学会(JALP)「春の特別研究会」(3月21日(月)早稲田大学早稲田キャンパス)にて以下のセッションが予定されています。
パネルセッション2 : 15:30-17:30
「成人移民への言語教育の課題:スイスとケベックからの考察」
パネリスト:ジョルジュ・リュディ(バーゼル大学,日本学術振興会招へい研究者(短期),クロード・フラデット(ケベック移民・多様性・社会包摂省)
(フランス語通訳つき)
主旨:スイスとケベックは成人移民の受け入れにおいて数多くの経験を持つ国々であるが,それぞれの国において,移民政策,言語教育政策の専門的知見を有する研究者をパネラーとしてお迎えし,両国の成人移民に関する言語問題を討議するとともに,外国人労働者,研修生・実習生として事実上の移民を迎えている日本社会への展望を開く。
詳しくはhttp://jalp.jp/wp/?p=1219をご覧ください。
--------------------------------------------------------------------------------
久山友紀(ケベック州政府在日事務所):ケベックの映画と舞台についてのお知らせです。
1) 映画「ぼくたちのムッシュ・ラザール」(http://www.lazhar-movie.com/)
3月13日(日)13時30分から、調布市文化会館たづくり8階にて
調布映画祭(3月11日ー13日)と連動した「調布市制施行60周年企画」で、調布市と包括連携に関する共同宣言を行ったカナダ・ケベック州の映画「ぼくたちのムッシュ・ラザール」を3月13日(日)に上映予定。
http://www.city.chofu.tokyo.jp/www/contents/1456368064298/index.html
2) 映画「カフェ・ド・フロール」(http://www.finefilms.co.jp/cafe/
3月27日(日)17時30分、および4月2日(土)13時に、アンスティチュ・フランセ東京でのフランコフォニー映画祭の一環として上映予定。
http://www.institutfrancais.jp/tokyo/events-manager/cinema1603260403/
また、同映画をアンスティチュ・フランセ関西でも、4月17日(13時~15時)に上映予定。
http://www.institutfrancais.jp/kansai/events-manager/quebecjp/
3) 舞台「猟銃」 (Le fusil de chasse)
中谷美紀主演、フランソワ・ジラール演出、井上靖の「猟銃」が再び日本に上陸。
4月2日(土)-24日(日)、東京:パルコ劇場
5月4日(水)、新潟:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館・劇場
5月7日(土)-9日(月)、京都:ロームシアター京都 京都サウスホール
5月14日(土)-15日(日)、 愛知:穂の国とよはし芸術劇場PLAT主ホール
5月21日(土)-22日(日)、 兵庫:兵庫県立芸術文化センター阪急中ホール
5月27日(金)-29日(日)、 北九州:北九州芸術中劇場
4) 舞台 「火傷するほど独り」 (Seuls)
ワジディ・ムアワッド演出・出演(フランス語上演・日本語字幕)。
5月7日(土) 15時、および5月8日(日) 13時、SPAC 静岡芸術劇場
ロベール・ルパージュへのオマージュであるこの作品は日本で初演の作品。「ふじのくに・せかい演劇祭」で上演。各回、開演25分前よりプレトークも開催。
5) 舞台 「887」
ロベール・ルパージュ演出・美術・主演 (英語上演・日本語字幕)。
6月23日(木)-26日(日)、東京芸術劇場
7月2日(土)-3日(日)、りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館・劇場
遂に、ロベール・ルパージュ演出・美術・主演の 「887」がやってきます。
ルパージュの独り芝居であり、ケベックの歴史を背景に自身の人生をさらけだした、人間味溢れる演技と、ルパージュならではの光の演出、最先端映像テクノロジーをお楽しみに。
是非是非、若い学生の方々にもご覧頂き、ルパージュファンになって頂きたいと思います。
--------------------------------------------------------------------------------
コルベイユ・スティーヴ(静岡大学):私がパネリストとして参加する研究集会のお知らせです。
国際研究集会 Colloque International Kyoto 2016
『異文化間教育の文脈化をめぐって』
Autour de la contextualisation de l’éducation interculturelle au Japon"
主催:京都大学人間・環境研究科西山教行研究室
後援:日本ブランス語教育学会、日本言語政策学会
参加申込 Inscription à la participation (締切:3月24日)
http://web.sfc.keio.ac.jp/~kr/kyoto2016/
日程:2016 年 3 月 29 日(火) Date : Mardi 29 mars 2016
場所:京都大学人間・環境学研究科地下講義室
Lieu : Université de Kyoto, Campus de Yoshida-sud, Bâtiment Ningen Kankyou-gaku Kenkyuka-to, Sous-sol
会費:500 円(資料,フランス語同時通訳イヤホン代)
Frais de participation au colloque : 500 yens (Documents, Écouteurs pour la traduction simultanée)
プログラム:Programme
日本語版:http://web.sfc.keio.ac.jp/~kr/kyoto2016/kyoto2016_jp.pdf
version française: http://web.sfc.keio.ac.jp/~kr/kyoto2016/kyoto2016_fr.pdf

以上のサイトでブログラムの詳細はご覧いただけますが、概要は以下の通りです。
10:00 - 10:15 開会挨拶と趣旨説明 西山教行
10:15 - 11:00 講演1 ジョルジュ・リュディ(バーゼル大学,スイス)「学校での学習目的として、また企業社会における多様性と管理する対象としての複言語・異文化間能力について」
11:00 - 13:00 シンポジウム1 『異文化間教育とは何か』を読む,編者との対話
14:00 - 14:45 講演2 サミール・マルズキー(マヌーバ大学,チュニジア)「異文化間文学としての、フランス語表現マグレブ文学」
15:15 – 16:00 講演3 生田周二 「日本の人権教育への一視角―日本的性格をめぐって―」          
16:00 – 18::00 シンポジウム2 異文化間教育の文脈化をめぐって
私はシンポジウム2のパネリストの一人として「ケベックと日本における間文化教育の課題―言語、文化、宗教―」について論じる予定です。
なお、18:30から懇親会(3000円)も予定されていますので、詳細は上記の参加申込用のサイトをご覧ください。
--------------------------------------------------------------------------------
安田 敬(ダンスカフェ):マリー・シュイナール『春の祭典』の記事のご紹介。
コンテンポラリーダンス・マガジン『DANCEART』(2016年1月号)で、これまでの様々な『春の祭典』が特集されており、その中の一つとして、2015年10月24・25日にKAAT神奈川芸術劇場で公演されたマリー・シュイナールの『春の祭典』が2ページにわたって取り上げられています。
「マリー・シュイナールの『春の祭典』 原初的なエネルギーが炸裂するダンス」(文・西田留美可)
・・・数ある「春の祭典」の中でも、シュイナールの「春の祭典」は、他の誰の作品とも似ていない独自の世界を切り開いている・・・(p. 14)
また本号の最後の編集後記は、以下のように指摘しています。ご参考までに。
・・文化芸術のための予算づくりにもっと舞踊界全体でまとまり対応する必要があるのでは、その中でもダンスアーカイブも重要なひとつである。欧米では舞踊史の記録を未来の発展のためにアーカイブするセンターや資料館が設立されている。わが国では100年の歴史を持つ現代舞踊史だが特に舞踊界における個人、バレエ団体の資料などの散逸、紛失を防ぐ意味でも今から動く必要があるのでは・・(編集人) (p. 37)
本号の表紙の写真と内容の説明などについては、以下を参照してください。
http://naokohaga.com/2016/02/15/dancear-vol-42/
---------------------------------------------------------------------------------
小倉和子(立教大学):イベントのご案内です。
来たる3月19日(土)に兵庫県立美術館で「関西フランコフォニー・フェスティバルin神戸」が開催されます。詳細は神戸日仏協会のHPをご覧ください。
http://www.kobenichifutsu.com/franco/index.html
プログラムにありますように、ケベック関連の催しが大きな比重を占めています。
第1部では、昨年7月にベルギーのリエージュで開催された第2回世界フランス語フォーラムに参加した日本の若者たちに同行したクレール・ドゥロンジエ氏(ケベック州政府在日事務所代表・日本におけるフランコフォニー推進会議副議長)が、日本紹介のアトリエの様子を報告してくださいます。また、第3部では映画 Café de Flore(2011年、カナダ・フランス)も上映されます。
この企画の実行委員会事務局長である西口信吾氏(神戸日仏協会副会長)からも、くれぐれもよろしくとのことです。とくに関西方面の方は、ぜひお近くの学生やご友人に周知いただき、お誘い合わせのうえ多数ご参加くださるようお願いいたします。
------------------------------------------------------------------------------------

2月13日・AJEQ西日本地区第1回研究会報告

日本ケベック学会・西日本地区第1回研究会(ベルギー研究会共催)報告(2/16)

丹羽 卓(AJEQ西日本地区第1回研究会企画委員長)

2月13日(土)午後1時から5時30分まで、阪南大学あべのハルカスキャンパスにおきまして、標記の研究会を開催しました。
ケベック学会はこれまで数か月に1度の頻度で研究会を行ってきましたが、会場はいずれも東京だったため、時には西日本でも開催をという理事会の意向を受け、西日本在住の真田理事、大石理事および私の3名が立案にあたりました。ただ、西日本のケベック学会員の数はごく限られているため、充実した研究会とするためベルギー研究会の協力を得ることとしました。その結果、ベルギー研究会の岩本和子会長も企画・運営委員にお加わりくださることになり、計4名で企画・運営にあたりました。
話し合いの結果、研究会タイトルは「多言語社会ケベックとベルギー ― その言語状況と舞台芸術」とし、4名の発表者を得ることができました。発表タイトルと合わせて次に記します。

第1部「ケベックとベルギーの言語状況」
大石太郎氏(関西学院大学) 「ケベックのアングロフォン―現状と今後の展望―」
石部尚登氏(日本大学) 「ベルギーの言語としてのフランス語―ワロン運動におけ る言語観から」

160213A38.jpg 160213A48.jpg

第2部「ケベックとベルギーの舞台芸術」
髙橋信良氏(千葉大学) 「ベルギーの現代舞台芸術——教育と情報が果たす役割」
藤井慎太郎氏(早稲田大学) 「ケベックの地域主義・文化政策・舞台芸術」

160213A58.jpg 160213A68.jpg

第1部は司会を岩本和子氏(神戸大学)、コメンテーターを真田桂子氏(阪南大学)が、第2部は司会を真田氏、コメンテーターを岩本氏が務めてくださいました。そして、私が全体の司会にあたりました。真田理事には運営委員長もお引き受けいただき、実施にあたり多方面で世話いただきました(会場として、阪南大学あべのハルカスキャンパスの真新しい部屋を使用させていただけたのも、真田理事のおかげです)。
参加者は大阪近辺のみならず、東京や広島からもあり、総勢24名での会となりました。小倉会長にもご多忙な公務の日程の間をぬってご参加いただけたことは、私どもにとって大きな励ましでした。
研究会の詳細な報告は、3月末発行予定のニューズレターでなされますので、そちらに譲ることにし、今回の研究会は発表が充実していただけでなく、非常に活発な意見交換がなされ、4時間半の予定時間では足りないくらいだったことだけお伝えしておきます。さらに、ケベックとベルギーという異なる地域の比較研究が豊かな実りを生むという可能性が見えたという点でも、この研究会の開催意義があったと思います。
最後に、ここで名前を挙げた方々以外にも多数の方のご助力を得て、研究会を無事開催できたことを感謝とともに申し添えます。

参考:
その他の写真については、以下のAJEQ写真集ブログをご覧ください。写真提供:大石太郎氏(関西学院大学)
http://ajeq.blog.so-net.ne.jp/2016-02-16
-------------------------------------------------------------------
プロフィール

Author:AJEQ: www.ajeqsite.org/
FC2ブログへようこそ!

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
リンク