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会員の活動報告とお薦め情報

会員の活動報告とお薦め情報(4/12、4/18、4/22、5/28 改定)

安田敬(ダンスカフェ):ケベックのダンサー来日公演のお知らせです。
第12回シアターΧ 国際舞台芸術祭 「北斎とかぶこう!」
会場:シアターχ(カイ):墨田区両国2-10-14 両国シティコア内
期間:2016年6月4日(土)~7月10日(日)
プログラム: http://www.theaterx.jp/16/160604-160710p.php
◆7月5日(火)19:00 ジョスリーヌ・モンプティ(カナダ) 『Nuit /Nacht/Notte: 夜/夜/夜』 (http://www.theaterx.jp/16/160705-160705i.php)
シアターX国際舞台芸術祭は1994年より隔年で開催、今年第12回目。このフェスティバルは単に作品を寄せ集め串刺しする“お祭り”イベントではなく、舞台芸術の質の向上をめざす創造現場のるつぼにて全員がそして観客も集い共に〝かぶく"アクティブな場をと願うものです。参加するアーティストたちは作品発表を通して、今日・同時代のアーティストとの哲学と美意識とをシェアするため集まり、海外からの9ヵ国を合わせて45団体による作品上演。
その中でケベック出身の振付家ジョセリーヌ・モンプティ(Jocelyne Monpetit)は、これまで何度も来日し日本のファンが多い親日家。舞踏家土方巽を師事、その後、故大野一雄、田中泯などと親交。
ジョスリーヌ・モンプティのAJEQインタビューは以下を参照:
AJEQケベック・インタビュー:http://japon-quebec.com/quebec/montpetit/
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久山友紀(ケベック州政府在日事務所):ケベックに関係した映画、舞台、音楽についてのお知らせです。
映画 (Nouveau!)
4月9日より、ドゥニ・ヴィルヌーヴ(Denis Villeneuve)監督の映画『ボーダーライン』(Sicario)が公開され、大ヒット上映中です。
http://border-line.jp/
舞台
(1)大好評を得ている、中谷美紀主演 フランソワ・ジラール演出 井上靖の「猟銃」(Le fusil de chasse)ですが、早いもので、今週末で、東京公演は終了となります。当日券は若干出るようですので、是非まだの方はご覧頂けると嬉しいです。その後、新潟、京都、愛知、兵庫、北九州と公演が続く予定です。
4月24日(日)まで:東京、パルコ劇場にて
5月4日(水):新潟、りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館・劇場
5月7日(土)ー9日(月):京都、ロームシアター京都 京都サウスホール
5月14日(土)ー15日(日):愛知、穂の国とよはし芸術劇場PLAT主ホール
5月21日(土)ー22日(日):兵庫、兵庫県立芸術文化センター阪急中ホール
5月27日(金)-29日(日):北九州、北九州芸術中劇場
(2)ワジディ・ムアワッド 演出、出演 「火傷するほど独り」(Seuls)、ロベール・ルパージュへのオマージュであるこの作品は、日本で初演の作品となります(フランス語で上演、日本語字幕)。ふじのくに せかい演劇祭で上演されます。
5月7日(土)15時、5月8日(日)13時:SPAC 静岡芸術劇場
7日プレトークには、以前、世田谷パブリックシアターで『炎 アンサンディ』を演出された上村聡史氏がご登壇されます。『アンサンディ』が来年3月に再演されることが決まり、ムアワッド作品は今後も話題が続きそうです。
音楽:クラッシックコンサート(Nouveau!)
ヤニック・ネゼ=セガン(Yannick Nézet-Séguin)xフィラデルフィア管弦楽団x五嶋龍
モントリオール出身のヤニック・ネゼ=セガンは、2012年からフィラデルフィア管弦楽団の音楽監督に就任。コンサートに加え、オペラの分野でも大活躍し、高く評価されています。
6月3日(金)19時 サントリーホール
6月4日(土)19時 ミューザ川崎シンフォニーホール
6月5日(日)14時 サントリーホール
http://www.kajimotomusic.com/en/concert/ym=2016-06/
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矢頭典枝(神田外語大学):学生のケベック訪問についてのご報告です。
神田外語大学の学生6名が、日本政府推進事業「KAKEHASHIプロジェクト」で、3月11日~18日の日程でケベック州を訪問しました。その際の写真を下に掲載します。
またそのレポートと他の写真については以下をご覧ください。
http://www.kandagaigo.ac.jp/kuis/kuis_news/detail/0510_0000004328.html
写真:ケベック市に到着した学生たち
Yazu125.jpg

また、同じプロジェクトでUQAMの学生21名が訪日した様子についてUQAMの大学ホームページに掲載された内容の概要を、日本語で紹介しました(翻訳:矢頭典枝)。こちらも合わせてご覧ください。
http://www.kandagaigo.ac.jp/kuis/kuis_news/detail/0510_0000004274.html
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立花英裕(早稲田大学):ユベール・アダットとの対談およびジュリアン・デルメールの詩の翻訳についてのお知らせです。
1)対談:ユベール・アダット×立花英裕
2016年4月13日(水)午後7時-9時
アンスティテュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ 入場無料
Rencontre avec Hubert Haddad à l'Institut français à Tokyo, le 13 avril à 19h.
作家Hubert Haddadはチュニジア出身のフランスの作家です。小説『パレスティナ』が有名ですが、多作で多彩な才能を備えた人です。日本にも関心があり、俳人山頭火の生涯を小説にしています。なんだか怪物のような作家です。よろしかったら聴きにいらしてください。詳細は以下をご参照ください。
http://www.institutfrancais.jp/tokyo/events-manager/conference-hubert-haddad/
2)詩の翻訳
昨年来日したジュリアン・デルメールの詩を翻訳して、「現代詩手帖」2月号に発表しました。よろしかったら、図書館などでご覧ください。
http://www.shichosha.co.jp/gendaishitecho/item_1591.html
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3月28日AJEQ研究会報告 Rapport de la réunion d’études de l’AJEQ(4/1)

3月28日AJEQ研究会報告 Rapport de la réunion d’études de l’AJEQ(4/1)

日時:3月28日(土)16:00~18:30 le 28 mars 2016
場所:立教大学 6号館 6206教室 Université Rikkyo, Bât. 6, Salle 6206

1 小松祐子(筑波大学)「ケベックと他のカナダ・フランス語共同体との関係」
2 Robert TRUDEL(特別ゲストSecrétaire général-Québec, Comission franco-québécoise sur les lieux de mémoire communs) « Le cadre général des relations France-Québec, depuis 50 ans, des années 1960 à nos jours »(1960年代から今日までの半世紀にわたるフランス・ケベック関係の全体的枠組)

1 小松祐子会員の発表
「ケベックと他のカナダ・フランス語共同体との関係」
 ケベック以外のカナダのフランコフォン人口は約100万人で、ニューブランズウィック州のアカディアンやケベックに隣接するオンタリオ州のフランコフォンが多いが、他州にも少数派共同体として各地にフランコフォンが存在する。カナダ統計局の資料によれば、1951年から2011年までにカナダのフランコフォンが人口に占める割合は約11%の減少を記録している。しかし、そのなかでケベック州だけは約3%の増加となっている(101号法の成果がうかがわれる)。このように状況の異なるケベック州と他のマイノリティのフランコフォンとの関係を検討するのが今回の研究会のテーマであった。
 研究会では、両者の関係について簡単な研究史の紹介、歴史的経緯、現在の協力関係(とくに鍵となる組織)を概観した後、ケベック州と他州フランコフォン共同体との関係の複雑さを理解するための事例として、2015年1~2月にカナダおよびケベックのメディアを賑わせたユーコン準州のフランス語学校の入学許可に関する問題を紹介した。
 両者の関係については、1990年代から検討が開始され、詳しい研究はいまだ限られるが、2014年AJEQ大会の招聘講演者マルセル・マルテル教授の著作が歴史的観点からの研究として代表的である。マルテル教授が「奇妙な関係」と呼ぶ両者の関係については、1960年代以降、「緊張」「引裂かれ」「孤独」といった語によりしばしば表現されてきた。が、21世紀を迎え、新たな関係を予告する者もいる(J.-L.Roy, 2001)。
 両者には、かつて仏系カナダとしての共通のネイション意識が存在し、宗教界、民間ネットワークによる協力が盛んであった。しかし20世紀後半両者は徐々に別々の道を歩み、1967年の仏系カナダ大会を境に仏系カナダというアイデンティティは消滅し、各地のコミュニティごとのアイデンティティが模索されることとなった。60年代以降、ケベックは自州のアイデンティティ確立、とくに主権問題や国際舞台への進出を優先課題とし、他州フランコフォンを顧る余裕はなかった。一方、他のフランコフォンらは1975年Fédération des francophones hors-Québec (その後91年にFédération des communautés francophones et acadienne du Canadaと改称)を設立し結束を固めた。
 「静かな革命」以降のケベックでは、州政府(Etat)による社会整備が強化され、その成果は社会のフランス語化に大きく表れているが、フランコフォンとの関係についてもEtatが極めて重要な役割を果たすようになった。かつての宗教ネットワークにかわり、政府による協力が今日重要な位置を占めている。ケベック州のSAIC(Secrétariat aux affaires intergouvernementales)が他のフランコフォン共同体組織との対話者となり、90年代後半以降、各種支援プログラムを実施している。またケベック州政府は2008年にCentre de la francophonie des Amériquesを開設し、アメリカ大陸全体のフランコフォニーに対する責任を果たそうという意欲を示している。このように州政府主導の活動が前面に見られる一方で、20世紀前半から活動する民間ネットワーク組織(例としてAssociation canadienne d’éducation de langue françaiseを挙げた)も続けられている。
 もう一つのEtatである連邦政府の介入も、少数派フランコフォンとケベック州との関係を複雑にしている。1969年連邦公用語法による連邦政府の公用語プログラム、1982年「権利及び自由に関する憲章」23条による教育権に関する規定が挙げられる。
 23条をめぐっては、複数のフランコフォン共同体が各州政府を相手に訴訟を継続中であるが、なかでもユーコン準州政府とフランス語教育委員会とが争うカナダ最高裁での係争について、2015年1月にケベック州政府が行った介入が注目を浴びた。ケベック州は州内の公用語マイノリティであるアングロフォンへの影響を恐れて、他州フランコフォンの立場を支持できない事情がある。
 フランス語憲章から約40年を経て、州内のフランス語化にひとまずの成功を収めたと思われるケベック州に対しては、他州で英語化の脅威に苦しむフランコフォンに対する支援の期待が高まるが、自州の状況に常に警戒を怠ることができないケベック州の状況、そしてEtatに頼る協力の制度上の限界もが理解されるのである。(文責:小松祐子:本発表は2014年度小畑ケベック研究奨励賞の助成を受け、2015年2-3月にケベックにて行った調査の成果をもとにしたものである)

小松1-2 小松2-2

2 Robert TRUDEL氏の講演
Le 28 mars 2016, lors de son passage à Tokyo, M. Robert Trudel, ancien premier conseiller politique à la délégation générale du Québec à Paris (2004-2008) et actuel secrétaire général-Québec de la CFQLMC (2015-), a bien voulu venir à la réunion d’études de l’AJEQ et donner une conférence sur le développement des relations franco-québécoises depuis 50 ans ainsi que les activités de la comission. Une quinzaine de membres de l’AJEQ ont participé à la réunion et la conférence a été suivie d’une discussion passionnante.
2月初め、学会事務局に「フランス=ケベック共通の記憶の場委員会」のケベック側事務局長Robert Trudel氏から講演の申し出が舞い込んだ。あいにく大学で講演会を開催するのが難しい時期だったため、今回の研究会にお招きすることになった。Trudel氏は長年ケベック州政府国際関係省に勤務し、ヨーロッパ各国の代表事務所勤務を経験した方である(2004年~2008年、在パリ代表事務所)。「共通の記憶の場委員会」は1997年にフランスとケベックのあいだで発足した委員会で、氏は2015年からそこのケベック側事務局長を務めている。
氏には、「静かな革命」以降、現在までの半世紀のあいだにケベックとフランスの関係がいかに変化してきたか、現在どのような関係が築かれているかなどについて、委員会の活動との関わりでお話しいただいた。「共通の記憶の場」というのは、ケベック市のPlace Royaleのような実際の場所だけでなく、歴史的な出来事、filles du roiのような人物、文学作品や歌のような無形文化財など様々なものを含む。委員会の活動は、それらを掘り起こし、目録を作成し、記念の年にシンポジウムや展覧会を開催し、ネットや出版物で広報するなど、多岐にわたる。
1967年にド・ゴール大統領がケベックを公式訪問してから来年で50年。そのときの言葉(今フランスがケベックにたいして行う支援は、将来何倍にもなって返ってくるだろう)は現実のものとなり、今やケベックとフランスは様々なかたちで対等な協力関係を築いているばかりか、留学生数などについては完全な輸入超過状態である。ケベックはフランスにとって、政治・経済的にも、言語・文化的にも北米における重要な足場となっている。かつてアブラハム平原での戦いに援軍を送らなかったフランスにたいしてケベックの人々が抱いていた恨みの念は、250年の時を経て「記憶の場」の奥深くに眠るときが来たようだ。(文責:小倉和子)
Trudel 1-2 Trudel 2-2
(写真撮影:河野美奈子)
プロフィール

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