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マルセル・マルテル教授(ヨーク大学歴史学)による講演会の報告

マルセル・マルテル教授(ヨーク大学歴史学)による講演会の報告(10/17,、11/10)

阪南大学での講演
テーマ:« Une Amérique française : Un rêve transformé au fil des siècles (1600-2014) »(フランス語「北米のフランス語圏―知られざる民族の歩み」)
日時:10月21日(火)13:10~14:40
場所:阪南大学本キャンパス 832教室
講師:マルセル・マルテル(Marcel Martel)ヨーク大学教授 (司会・通訳:真田桂子阪南大学教授)
報告:
10月21日、阪南大学でマルセル・マルテル先生をお迎えし、『北米のフランス語圏―知られざる民族の歩み』と題する公開講演会を開催しました。学生、教職員、一般の方々も多数参加され大変盛況でした。マルテル先生は、ちょうど阪神タイガースが巨人を4連覇してクライマックスシリーズ進出を決めた10月17日、街が熱狂的な雰囲気で沸き立っている最中に大阪に来られ、大変びっくりしておられました。アテンドでは会員の友武栄理子さんに大変お世話になりました。大阪の食文化を楽しまれたり、あべのハルカスに登られたり、大阪の街の面白さに関心を持たれ、また是非来たいとおっしゃっておられました。講演会の様子はすでに大学のHPにアップされていますのでご覧下さい。(真田桂子)
http://www.hannan-u.ac.jp/lifelong/mrrf430000012h6u.html
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神田外語大学「キャンパス・レクチャー・シリーズ」でのマルテル教授の講演(英語)
テーマ:「カナダのマリファナ問題-1960年代から続く熱い議論」
日時:10月14日(火)15:10~16:40
 神田外語大学4号館301教室
講師:マルセル・マルテル(Marcel Martel)ヨーク大学教授(司会・解説:矢頭典枝神田外語大学准教授)
報告:
本講演では、カナダにおける1960年以降のマリファナ問題に関する世論の変遷を歴史的に概観し、カナダ連邦政府のマリファナに関する公共政策をアメリカ合衆国政府のそれと比較し、カナダの学校教育で実際に行われているマリファナ問題に関する意識教育についても触れた。
日本では、ここ数年いわゆる「脱法ハーブ」使用者が相次いで事故や事件を引き起こしたことを受け、その名称を国民に公募した結果、「危険ドラッグ」に変えたことは記憶に新しい。日本の学校において、薬物乱用防止に関する教育の更なる充実が図られようとするなか、本講演で、カナダにおけるマリファナ問題研究の第一人者がこの問題を取り上げ、カナダにおける議論を整理し、その危険性について問題提起したことは意義深い。(矢頭典枝)
http://www.kandagaigo.ac.jp/kuis/kuis_news/detail/0510_0000002467.html
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明治大学「現代のケベック講座」での講義
テーマ:「公用語問題をめぐって―カナダの経験から何を学ぶか」(フランス語)
日時:10月16日(木)14:40~16:10
場所:明治大学駿河台校舎リバティータワー 講演会場:7階1073教室
講師:マルセル・マルテル(Marcel Martel)ヨーク大学教授 (司会・通訳:山出裕子明治大学兼任講師)
講義ビデオ(フランス語):Vidéo (Français) -- 冒頭の約2分 (2:01)
http://youtu.be/NmxTsgwrMqs
写真:Photos
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報告
マルテル教授は、「公用語問題をめぐって―カナダの経験から何を学ぶか」というテーマで講義を行い、広くカナダの公用語問題をめぐる論争を歴史的に概観することによって、ケベックの言語問題に対する歴史的・長期的な視点を提示するものであった。
特に最後の結論部分、さらに質疑応答でマルテル教授自身の立場が明らかになり、AJEQの全国大会での結論と同様に、「フランコフォーンにとってフランス語は自分のアイデンティティであるとともに、自分たちの文化を維持発展させる言語であるが、他方英語はグローバルなコミュニケーションの手段として割りきって使う人が増えており、それが歴史的に見ると大きな潮流となっている」というものであった。
ただし、質疑応答の最後に教授が漏らした言葉が印象的で、「そのような流れがケベックにとって前進であるのか、後退であるのかは、今後少なくとも20年は様子を見ないと分からない」、そして「ケベコワの中には、ケベックで英仏両語を流暢に話す人が多数になっていくとやがては英語だけで済むのではないかという機運になることを恐れる人もいて、そのような人にとっては今の流れは『後退』を意味するかもしれない」と述べた。
もっとも、マルテル教授一流のユーモアで、「ただし、一つ良いニュースがあるとすれば、それはその決着がつくころには、私はもうこの世にはいないだろうということだ」と結んで会場の笑いを誘った。
彼の歴史学者としての造詣の深さとともに、フランクで人に好かれる人柄がにじみ出た講義であったといえる。
(宮尾尊弘)
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