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2月13日・AJEQ西日本地区第1回研究会報告

日本ケベック学会・西日本地区第1回研究会(ベルギー研究会共催)報告(2/16)

丹羽 卓(AJEQ西日本地区第1回研究会企画委員長)

2月13日(土)午後1時から5時30分まで、阪南大学あべのハルカスキャンパスにおきまして、標記の研究会を開催しました。
ケベック学会はこれまで数か月に1度の頻度で研究会を行ってきましたが、会場はいずれも東京だったため、時には西日本でも開催をという理事会の意向を受け、西日本在住の真田理事、大石理事および私の3名が立案にあたりました。ただ、西日本のケベック学会員の数はごく限られているため、充実した研究会とするためベルギー研究会の協力を得ることとしました。その結果、ベルギー研究会の岩本和子会長も企画・運営委員にお加わりくださることになり、計4名で企画・運営にあたりました。
話し合いの結果、研究会タイトルは「多言語社会ケベックとベルギー ― その言語状況と舞台芸術」とし、4名の発表者を得ることができました。発表タイトルと合わせて次に記します。

第1部「ケベックとベルギーの言語状況」
大石太郎氏(関西学院大学) 「ケベックのアングロフォン―現状と今後の展望―」
石部尚登氏(日本大学) 「ベルギーの言語としてのフランス語―ワロン運動におけ る言語観から」

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第2部「ケベックとベルギーの舞台芸術」
髙橋信良氏(千葉大学) 「ベルギーの現代舞台芸術——教育と情報が果たす役割」
藤井慎太郎氏(早稲田大学) 「ケベックの地域主義・文化政策・舞台芸術」

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第1部は司会を岩本和子氏(神戸大学)、コメンテーターを真田桂子氏(阪南大学)が、第2部は司会を真田氏、コメンテーターを岩本氏が務めてくださいました。そして、私が全体の司会にあたりました。真田理事には運営委員長もお引き受けいただき、実施にあたり多方面で世話いただきました(会場として、阪南大学あべのハルカスキャンパスの真新しい部屋を使用させていただけたのも、真田理事のおかげです)。
参加者は大阪近辺のみならず、東京や広島からもあり、総勢24名での会となりました。小倉会長にもご多忙な公務の日程の間をぬってご参加いただけたことは、私どもにとって大きな励ましでした。
研究会の詳細な報告は、3月末発行予定のニューズレターでなされますので、そちらに譲ることにし、今回の研究会は発表が充実していただけでなく、非常に活発な意見交換がなされ、4時間半の予定時間では足りないくらいだったことだけお伝えしておきます。さらに、ケベックとベルギーという異なる地域の比較研究が豊かな実りを生むという可能性が見えたという点でも、この研究会の開催意義があったと思います。
最後に、ここで名前を挙げた方々以外にも多数の方のご助力を得て、研究会を無事開催できたことを感謝とともに申し添えます。

参考:
その他の写真については、以下のAJEQ写真集ブログをご覧ください。写真提供:大石太郎氏(関西学院大学)
http://ajeq.blog.so-net.ne.jp/2016-02-16
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