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ケベック大学モントリオール校(UQAM)訪問団が神田外語大学を訪問

ケベック大学モントリオール校(UQAM)訪問団が神田外語大学を訪問(3/16)

2月29日、日本政府推進事業「KAKEHASHIプロジェクト」で、ケベック大学モントリオール校訪問団が神田外語大学を訪問しました。
訪問団は、同大学の学部生と大学院生21名で構成され、訪問先の神田外語大学において、日本文化に触れ、日本のメディアとポップカルチャーについてのレクチャーを受けました。以下がその際の写真です。

YazuA15.jpg

詳細およびその他の写真につきましては、以下の神田外語大学のウェブページをご覧ください。
http://www.kandagaigo.ac.jp/kuis/kuis_news/detail/0510_0000004216.html
(矢頭典枝)

会員の活動報告とお薦め情報

会員の活動報告とお薦め情報(2/21、2/27、3/4、3/8、3/16、3/29改定)

久山友紀(ケベック州政府在日事務所):以前(このページの下)でもご紹介しましたワジディ・ムアワッドの作品を再度お知らせいたします。
≪SPAC ふじのくに・せかい演劇祭2016≫
ゴールデンウィークに静岡で開催される「ふじのくに・せかい演劇祭2016」では、カナダ・ケベックから注目のワジディ・ムアワッドの作品が来日します。ゴールデンウィーク後半のお出かけに、珠玉の演劇作品をぜひご覧ください。
<カナダ/ケベック・フランス>
『火傷するほど独り』 “seuls” 作・演出・出演:ワジディ・ムアワッド
5月7日(土)15時開演、8日(日)13時開演
会場:静岡芸術劇場(JR東静岡駅 徒歩5分)
上演時間:120分、フランス語上演/日本語字幕
http://festival-shizuoka.jp/program/seuls/
運命が複雑に絡み合う壮大なドラマを生み出し、絶大な支持をうける劇作家ワジディ・ムアワッド。作家が自ら出演する本作は、レバノンに生まれ幼くしてフランスからカナダへ移った生い立ちが色濃く表れ、内なる葛藤を宇宙にぶちまけるかのような衝撃的なラストは圧巻です。混迷の時代、孤独や惑いを昇華する快作を、ぜひ静岡でご覧ください。 プレトークも予定されていますのでお楽しみに!
【チケット料金】一般1公演:4,100円/ペア割引:3,600円、ほか各種割引あり
【ご予約・お問い合わせ】SPACチケットセンターTEL: 054-202-3399 (受付時間:10:00~18:00)
演劇祭公式サイト festival-shizuoka.jp
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小松祐子(筑波大学):ケベック関係パネルセッションについてのお知らせです。
2015年度日本言語政策学会(JALP)「春の特別研究会」(3月21日(月)早稲田大学早稲田キャンパス)にて以下のセッションが予定されています。
パネルセッション2 : 15:30-17:30
「成人移民への言語教育の課題:スイスとケベックからの考察」
パネリスト:ジョルジュ・リュディ(バーゼル大学,日本学術振興会招へい研究者(短期),クロード・フラデット(ケベック移民・多様性・社会包摂省)
(フランス語通訳つき)
主旨:スイスとケベックは成人移民の受け入れにおいて数多くの経験を持つ国々であるが,それぞれの国において,移民政策,言語教育政策の専門的知見を有する研究者をパネラーとしてお迎えし,両国の成人移民に関する言語問題を討議するとともに,外国人労働者,研修生・実習生として事実上の移民を迎えている日本社会への展望を開く。
詳しくはhttp://jalp.jp/wp/?p=1219をご覧ください。
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久山友紀(ケベック州政府在日事務所):ケベックの映画と舞台についてのお知らせです。
1) 映画「ぼくたちのムッシュ・ラザール」(http://www.lazhar-movie.com/)
3月13日(日)13時30分から、調布市文化会館たづくり8階にて
調布映画祭(3月11日ー13日)と連動した「調布市制施行60周年企画」で、調布市と包括連携に関する共同宣言を行ったカナダ・ケベック州の映画「ぼくたちのムッシュ・ラザール」を3月13日(日)に上映予定。
http://www.city.chofu.tokyo.jp/www/contents/1456368064298/index.html
2) 映画「カフェ・ド・フロール」(http://www.finefilms.co.jp/cafe/
3月27日(日)17時30分、および4月2日(土)13時に、アンスティチュ・フランセ東京でのフランコフォニー映画祭の一環として上映予定。
http://www.institutfrancais.jp/tokyo/events-manager/cinema1603260403/
また、同映画をアンスティチュ・フランセ関西でも、4月17日(13時~15時)に上映予定。
http://www.institutfrancais.jp/kansai/events-manager/quebecjp/
3) 舞台「猟銃」 (Le fusil de chasse)
中谷美紀主演、フランソワ・ジラール演出、井上靖の「猟銃」が再び日本に上陸。
4月2日(土)-24日(日)、東京:パルコ劇場
5月4日(水)、新潟:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館・劇場
5月7日(土)-9日(月)、京都:ロームシアター京都 京都サウスホール
5月14日(土)-15日(日)、 愛知:穂の国とよはし芸術劇場PLAT主ホール
5月21日(土)-22日(日)、 兵庫:兵庫県立芸術文化センター阪急中ホール
5月27日(金)-29日(日)、 北九州:北九州芸術中劇場
4) 舞台 「火傷するほど独り」 (Seuls)
ワジディ・ムアワッド演出・出演(フランス語上演・日本語字幕)。
5月7日(土) 15時、および5月8日(日) 13時、SPAC 静岡芸術劇場
ロベール・ルパージュへのオマージュであるこの作品は日本で初演の作品。「ふじのくに・せかい演劇祭」で上演。各回、開演25分前よりプレトークも開催。
5) 舞台 「887」
ロベール・ルパージュ演出・美術・主演 (英語上演・日本語字幕)。
6月23日(木)-26日(日)、東京芸術劇場
7月2日(土)-3日(日)、りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館・劇場
遂に、ロベール・ルパージュ演出・美術・主演の 「887」がやってきます。
ルパージュの独り芝居であり、ケベックの歴史を背景に自身の人生をさらけだした、人間味溢れる演技と、ルパージュならではの光の演出、最先端映像テクノロジーをお楽しみに。
是非是非、若い学生の方々にもご覧頂き、ルパージュファンになって頂きたいと思います。
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コルベイユ・スティーヴ(静岡大学):私がパネリストとして参加する研究集会のお知らせです。
国際研究集会 Colloque International Kyoto 2016
『異文化間教育の文脈化をめぐって』
Autour de la contextualisation de l’éducation interculturelle au Japon"
主催:京都大学人間・環境研究科西山教行研究室
後援:日本ブランス語教育学会、日本言語政策学会
参加申込 Inscription à la participation (締切:3月24日)
http://web.sfc.keio.ac.jp/~kr/kyoto2016/
日程:2016 年 3 月 29 日(火) Date : Mardi 29 mars 2016
場所:京都大学人間・環境学研究科地下講義室
Lieu : Université de Kyoto, Campus de Yoshida-sud, Bâtiment Ningen Kankyou-gaku Kenkyuka-to, Sous-sol
会費:500 円(資料,フランス語同時通訳イヤホン代)
Frais de participation au colloque : 500 yens (Documents, Écouteurs pour la traduction simultanée)
プログラム:Programme
日本語版:http://web.sfc.keio.ac.jp/~kr/kyoto2016/kyoto2016_jp.pdf
version française: http://web.sfc.keio.ac.jp/~kr/kyoto2016/kyoto2016_fr.pdf

以上のサイトでブログラムの詳細はご覧いただけますが、概要は以下の通りです。
10:00 - 10:15 開会挨拶と趣旨説明 西山教行
10:15 - 11:00 講演1 ジョルジュ・リュディ(バーゼル大学,スイス)「学校での学習目的として、また企業社会における多様性と管理する対象としての複言語・異文化間能力について」
11:00 - 13:00 シンポジウム1 『異文化間教育とは何か』を読む,編者との対話
14:00 - 14:45 講演2 サミール・マルズキー(マヌーバ大学,チュニジア)「異文化間文学としての、フランス語表現マグレブ文学」
15:15 – 16:00 講演3 生田周二 「日本の人権教育への一視角―日本的性格をめぐって―」          
16:00 – 18::00 シンポジウム2 異文化間教育の文脈化をめぐって
私はシンポジウム2のパネリストの一人として「ケベックと日本における間文化教育の課題―言語、文化、宗教―」について論じる予定です。
なお、18:30から懇親会(3000円)も予定されていますので、詳細は上記の参加申込用のサイトをご覧ください。
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安田 敬(ダンスカフェ):マリー・シュイナール『春の祭典』の記事のご紹介。
コンテンポラリーダンス・マガジン『DANCEART』(2016年1月号)で、これまでの様々な『春の祭典』が特集されており、その中の一つとして、2015年10月24・25日にKAAT神奈川芸術劇場で公演されたマリー・シュイナールの『春の祭典』が2ページにわたって取り上げられています。
「マリー・シュイナールの『春の祭典』 原初的なエネルギーが炸裂するダンス」(文・西田留美可)
・・・数ある「春の祭典」の中でも、シュイナールの「春の祭典」は、他の誰の作品とも似ていない独自の世界を切り開いている・・・(p. 14)
また本号の最後の編集後記は、以下のように指摘しています。ご参考までに。
・・文化芸術のための予算づくりにもっと舞踊界全体でまとまり対応する必要があるのでは、その中でもダンスアーカイブも重要なひとつである。欧米では舞踊史の記録を未来の発展のためにアーカイブするセンターや資料館が設立されている。わが国では100年の歴史を持つ現代舞踊史だが特に舞踊界における個人、バレエ団体の資料などの散逸、紛失を防ぐ意味でも今から動く必要があるのでは・・(編集人) (p. 37)
本号の表紙の写真と内容の説明などについては、以下を参照してください。
http://naokohaga.com/2016/02/15/dancear-vol-42/
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小倉和子(立教大学):イベントのご案内です。
来たる3月19日(土)に兵庫県立美術館で「関西フランコフォニー・フェスティバルin神戸」が開催されます。詳細は神戸日仏協会のHPをご覧ください。
http://www.kobenichifutsu.com/franco/index.html
プログラムにありますように、ケベック関連の催しが大きな比重を占めています。
第1部では、昨年7月にベルギーのリエージュで開催された第2回世界フランス語フォーラムに参加した日本の若者たちに同行したクレール・ドゥロンジエ氏(ケベック州政府在日事務所代表・日本におけるフランコフォニー推進会議副議長)が、日本紹介のアトリエの様子を報告してくださいます。また、第3部では映画 Café de Flore(2011年、カナダ・フランス)も上映されます。
この企画の実行委員会事務局長である西口信吾氏(神戸日仏協会副会長)からも、くれぐれもよろしくとのことです。とくに関西方面の方は、ぜひお近くの学生やご友人に周知いただき、お誘い合わせのうえ多数ご参加くださるようお願いいたします。
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会員のお薦め情報

会員のお薦め情報(2/5、改定 2/8)

久山友紀(ケベック州政府在日事務所):ケベックに関する文化活動のご紹介です。
1)シンポジウム:「アーティスト・イン・レジデンス・シンポジウム」(京都市、京都芸術センター主催)が、以下の通り開催されます。
日時:2月27日(土) 15:00~17:30
会場:京都芸術センター・講堂(http://www.kac.or.jp/access/
パネルディスカッションにアーティストでケベック・アートカウンシル役員のSylvie Cottonが登壇予定です。
アーティスト・イン・レジデンスについて色々討論できるチャンスかと存じます。
なおこのシンポジウムは、京都芸術センター15周年記念フェスティバル(2月5日~3月6日)の一環として開催されるものです。
詳細は以下のウェブページをご覧ください。
http://www.kac.or.jp/events/17536/
第一部
講演「文化芸術の力は、いかにして発揮されるのか~地域にできること~」
登壇:近藤誠一(公益財団法人京都市芸術文化協会理事長、前文化庁長官)
第二部
パネルディスカッション「アーティスト・イン・レジデンスの課題と展望」
登壇:近藤誠一、菅野幸子(国際交流基金コミュニケーションセンタープログラムコーディネーター)、Stefan Hilterhaus(PACT Zollvereinアーティスティック・ディレクター)、Sylvie Cotton(アーティスト、ケベック・アーツ・カウンシル役員)、増本泰斗(アーティスト)、平竹耕三(京都市文化芸術政策監)ほか
モデレーター:佐々木雅幸(文化庁文化芸術創造都市推進室長)
2)シルク・ドゥ・ソレイユ:「TOTEM トーテム-Cirque du Soleil シルク・ドゥ・ソレイユ」が、2月3日にお台場ビッグトップにて幕開けしました。
今回の公演はロベール・ルパージュのプロジェクションマッピングも見所のひとつです。御期待を裏切らない感動の作品です。
東京では6月26日までの予定です。詳細は以下をご覧ください。
http://totem-jp.com/
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山崎吉朗(私学教育研究所):外国語教育に関するシンポジウムのお知らせ
下記のシンポジウムを3月13日(日)に上智大学で開催します。ホームページをご覧ください。たくさんの方のご参加をお待ちしています。結集しないといけません。さまざまな言語の方にお伝え頂けると幸いです。
http://www.jactfl.or.jp/
外国語教育シンポジウム
第4回外国語教育の未来を拓く―多様な外国語教育の価値を発見する―
日時 2016 年3 月13 日 (日) 10:00 - 17:30
場所 上智大学四谷キャンパス 12 号館
主催 一般社団法人日本外国語教育推進機構(JACTFL)、上智大学国際言語情報研究所(SOLIFIC)
後援 文部科学省(申請中)、経済産業省、東京都教育委員会
協力 公益財団法人国際文化フォーラム、一般財団法人日本私学教育研究所
プログラムhttp://www.jactfl.or.jp/wdps/wp-content/uploads/2016/01/affiche16.pdf
●午前の部 (開場9:30~)
10:00~10:30 開会式
10:30~12:15 基調講演 「日本における複数外国語教育の進展:その理念と実践」
森住 衛(関西外国語大学客員教授 他)
●午後の部
13:15~14:00 報告 「東京都における多言語学習についての報告」
14:15~16:15 分科会 「外国語教育の多様化の実現に向けて」
1)小中学校の部:
光塩女子学院初等科、埼玉県杉戸町立西小学校、
オリンピックに向けた渋谷区中高連携事業参加校
2)高等学校の部:
環日本海地域の高等学校(4 校)、東京都立杉並総合高等学校
複数外国語必修化提言実現のための具体策について
3)大学の部:
慶応義塾大学総合政策学部、立命館大学文学部,獨協大学外国語教育研究所
16:30~17:30 各分科会の報告・まとめ
閉会式
参加希望者へ
募集人数 200 名(先着順 早めにお申し込み下さい)
参加費 会員(JACTFL)無料 一般 1000 円(会場整理及び資料代)
事前の申し込みが必要です (こちらから http://www.jactfl.or.jp
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会員の活動報告とお薦め情報

会員の活動報告とお薦め情報(1/4、改定 1/9、改定 1/28)

宮尾尊弘(筑波大学):AJEQの「日本文化の発信」のプロジェクトが一段落しましたのでご報告します。まずはその全体像を以下のサイトでご覧ください。
「日本文化の発信」:https://sites.google.com/site/japonetquebec/
特に以下のAJEQ会員による最近のインタビューにご注目ください
立花英裕:Akiko Yosano et Raïcho Hiratsuka, deux femmes modernes à la charnière de deux siècles(与謝野晶子と平塚らいてう:世紀の節目を生きた二人の女性) 日仏両語:http://japon-quebec.org/tachibana2/
関 未玲:Des écrivaines japonaises contemporaines(日本の現代女性作家)
日仏両語 http://www.japon-quebec.org/seki2/
佐々木菜緒Chinmoku de Shusaku Endo(遠藤周作の『沈黙』について)
日仏両語 http://www.japon-quebec.org/sasaki2/
矢内琴江:Changer notre université dans une perspective féministe(フェミニズム的視点から大学を変える)
日仏両語 http://www.japon-quebec.org/yauchi2/
橘木芳徳:Les échanges internationaux au niveau universitaire
仏語 https://youtu.be/S56RChcCv2c
日本の代表的な歴史的建造物; 日本語 https://youtu.be/Nz5-BslQGYU
大石太郎:Le guide touristique; 仏語 https://youtu.be/GbzKw6ke_Ec 
日本観光の見どころ; 日本語 https://youtu.be/Fcqkq-bRyq8
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久山友紀(ケベック州政府在日事務所):今年のケベック文化関連行事をいくつかご紹介させていただきます。
コンサート:New Years Musical Concert 2016
東急シアターオーブのミュージカル・コンサートに、ケベック州出身のロベール・マリアンとマット・ローランが、ブロードウェイミュージカルスターと共に出演いたします。新年に相応しい華やかなミュージカルスターによる夢の競演です。
2016年1月9日(土)・10日(日)・11日(月祝)東急シアターオーブ 渋谷ヒカリエ11階にて
http://theatre-orb.com/lineup/16_nmc/top.html
シルク・ドゥ・ソレイユ:TOTEM トーテム
シルク・ドゥ・ソレイユの日本公演最新作「トーテム」が、いよいよ幕開けします。2016年2月3日お台場ビッグトップにて、東京公演がスタートします。今回の公演はロベール・ルパージュが演出を担当しており、ルパージュならではの幻想的で美しい作品をどうぞお見逃しなく。
http://totem-jp.com/
ピアノ リサイタル:シャルル・リシャール=アムラン
2015ショパン・コンクール第二位受賞、ツィメルマン賞(ソナタ賞)受賞を果たしたケベック州出身ピアニストが初来日します。
東京では 2016年5月23日(月)19時より 東京オペラシティコンサートホールにて
http://l-tike.com/classic/mevent/?mid=124550
http://t.pia.jp/pia/artist/artists.do?artistsCd=FA290004
なお、すでにご案内の以下のイベントも1月28日まで開催されています。
ペーパーワーク展:「反転と回帰」
ケベック州出身のアーティスト2名(Karen Trask/Sarah Bertrand-Hamel)と東京を拠点に活躍する日本人アーティスト(Tsuguo Yanai)によるペーパーワーク展。
2016年1月28日(木)まで、カナダ大使館高円宮記念ギャラリーにて。
http://www.canadainternational.gc.ca/japan-japon/events-evenements/gallery-20151028-galerie.aspx?lang=jpn
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2015年度韓国ケベック学会年次コロック参加報告

2015年度韓国ケベック学会年次コロック参加報告 丹羽 卓(12/2)

 2015年10月24日(土)午後、ソウルの韓国外国語大学校にて、韓国ケベック学会(ACEQ)の年次コロックが開催されました。今回のメインテーマは「州民投票20周年」でした。AJEQ大会でのワークショップに続き、ACEQでも大きな関心を呼ぶテーマとなっていたことが分かります。プログラムの詳細は下記をごらんください。
 私は « Evolution chronologique de l'attitude du Québec envers ses minorités ethnoculturelles »というタイトルの発表を行いました。ケベック政府の移民統合政策を1970年代まで遡って、年代順に検証するという内容です。そうした政策の必要性が自覚されたのが第1回目の州民投票の後で、以後そこで示された政策は時の政権によって修正されつつも、大筋では一貫していたことを明らかにしました。文学研究者が大多数を占めるACEQ―コメンテイターを務めてくださったJIN Jong Hwaさんも文学研究者です―では、こういった内容の発表は少ないのでしょうか、興味を持って聞いていただけたようです。
 到着した夜は現会長のLEE In Sookさん、次期会長のHAN Yongtaekさん、そしてゲストのセルジュ・カンタン夫妻と一緒に夕食。さらに当日の昼もACEQのメンバー10人くらいと会食。そこには初代会長のHAN Daekyunさんと2代目会長のLEE Jisoonさんもおられました。コロック終了後は20名くらいで懇親会と2次会。さらには翌日の日曜日の午前、大学院生1名(日本文化に興味があって、少し日本語ができる人)に3時間ほど観光ガイドまでさせてくださいました。
 韓国に滞在中のカンタン夫妻とも仲良くなり、コロックが韓国語だけの発表になった時間を利用して、ケベックの現状についてしっかりと議論することもできました。とにかく、暖かい歓迎で、出発前の不安は全くの杞憂でした。(丹羽卓)

プログラム

◆12:30~13:00 Accueil et Inscription
◆13:00~13:10 Mots d'accueil et Discours d'ouverture LEE In sook (Présidente de l'ACEQ)
◆Session I Modérateur : LEE Chung Hoon (Univ. Hanyang)
13:10~14:00 Serge CANTIN (UQTR) « La Souveraineté dans l'impasse »
Commentateur : SHIN Ok Keun (Univ. Gongju)
◆14:00~14:30 Assemblée Générale
◆Session II Modérateur : KIM Jin Ha (Univ. nationale de Séoul)
14:30~15:20 Takashi NIWA (Univ. Kinjo Gakuin) « Evolution chronologique de l'attitude du Québec envers ses minorités ethnoculturelles »
Commentateur : JIN Jong Hwa (Univ. Gongju)
15:20~16:10 CHO Chansoo (Univ. Kangnam) « La sociologie politique et l'économie politique du séparatisme québécois »
Commentateur : JEONG Sang Hyun (Univ. féminine Sookmyoung)
◆16:10~16:30 Pause café
◆Session III Moderateur : LEE Chae Younge(Univ. féminine Sungshin)
16:30~17:20 LEE Jooyoung (Univ. Sungkyunkwan) « Wajdi Mouawad, la réécriture d'un mythe personnel - autour du thème de l'étranger dans Le soleil ni la mort ne peuvent pas se regarder en face »
Commentateur : KIM Mose (Univ. Hankuk des études étrangères)
17:20~18:10 SHIN Junga (Univ. Hankuk des études étrangères) « Un regard anthropologique sur la vie urbaine dans Les aurores montréales de Monique Proulx »
Commentateur : KIM Yong Hyun (Univ. Ajou)
◆18:10 Clôture

会員の活動報告およびケベック州政府在日事務所より

会員の活動報告およびケベック州政府在日事務所より (11/18, 11/20, 11/24改定)

会員の活動報告: ジュリアン・デルメール氏の講演とTVインタビューについて
立花英裕(早稲田大学):
去る11月15日より23日まで、フランスの詩人ジュリアン・デルメールが来日し、各地で講演会を開き、私も同行いたしましたので、ご報告いたします。
ジュリアン・デルメールについては、以前ニューズ・レターで触れたことがありますが、詩人というよりも、slameurと言った方がいいかもしれません。しかし、この言葉に持ってしまうかもしれないイメージとは異なり、彼はおそらく現代を代表する第一級の詩人です。フランス詩の長い伝統に通じていますし、同時にまたフランス語圏の詩、とりわけエメ・セゼールの遺した詩的遺産を受け継いでいます。フランス詩とカリブ海の伝統的口承性とを掛け合わせた詩人と言ったらいいのでしょうか。もっとも、彼がカリブ海出身というわけでは必ずしもないのですが、ともかく、すばらしい声とテクニックで詩を朗誦し、私たちが詩の朗読について抱いているイメージを木っ端みじんに砕いてしまう人です。
そもそも、誰もが一度彼に出会うと強い印象を受けるようです。その証拠に全く偶然に出会ったNHKテレビが惚れ込んだようで、2度も取材を受ける事態になりました。11月18日に行われた日本女子大学での講演は逐一テレビ・カメラに納められ、その日の午後6時10分からの「首都圏ネットワーク」で放映されました。長さはおそらく10分か15分くらいでしたが、ジュリアン・デルメールと1人の女子学生に焦点を当ててドキュメンタリー風に編集されていました。
彼はケベックとも交流があり、近刊予定にMémoire d’encrier社の詩集Rose-pirogue がありますし、来年4月のケベック市の文学フェスティヴァルに招待されているそうです。
今回、ジュリアン・デルメールは日本学術振興会の助成で日本フランス語教育学会の福岡大会に参加しました。私も、小松祐子先生、廣松勲先生と共に参加しました。学会のプログラムについては、以下のURLをご参照ください。
http://sjdf.org/fukuoka2015/programme
詳しいことについては、私のFacebookにも報告があります。
https://www.facebook.com/hidehiro.tachibana.7
(以上、立花)
参考(ブログ担当より)
ジュリアン・デルメール氏の日本での活動とインタビュー
11月16日(月)アンスティチュ・フランセ東京での記帳(同日夕方NHKの首都圏ニュースでデルメール氏と小松会員のインタビュービデオ放映)
NHKニュース「仏文化の紹介施設に犠牲者悼む記帳台 東京」(ビデオ)
https://www.youtube.com/watch?v=JyAgwIij2hg
11月16日(月)早稲田大学での講演会
http://www.waseda.jp/oris/event_detail.php?KikoId=07&kbn=0&OshiraseID=1059
http://ameblo.jp/atelier-elsur/entry-12096480239.html
11月18日(水)日本女子大学での講演会(同日夕方にNHK首都圏ニュースで放映、ただしネット上の公開なし)
http://www.jwu.ac.jp/unv/lecture_news/2015/20151118.html
11月19日(木)筑波大学での講演会
http://www.sachiprof.sakura.ne.jp/tsukuba/ConfJulienDelmaire.pdf
11月20日(金)~22日(日)日本フランス語教育学会での講演
http://sjdf.org/fukuoka2015/programme
さらに以下も参照のこと:
ジュリアン・デルメール「奇跡の武器」(日本フランス語圏文学研究会; 2014年11月29日)
http://www.archipelsfrancophones.org/archipels%20francophones%2004.pdf
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立花英裕(早稲田大学): 書評と論文のお知らせ。
1.『週間読書人』2015年11月13日号に書評を載せました。対象となった本は次の通りです:加藤晴久著『ブルデュー 闘う知識人』 (講談社選書メチエ)。
2.日本語を論じる論文を書きました。モンレアルで会った金谷武洋氏から触発されたもので、ケベックの言語空間にも僅かながら触れています。
 「助詞ハと日本語統語論をめぐって-モントリオールで出会った日本語論- 」 『述語制の日本語と日本文化』(Library iichiko 128)、文化科学高等研究院出版局刊、2015年10月、pp. 31-44.
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ケベック州政府在日事務所からのお知らせ:
Facebookより: https://www.facebook.com/QuebecJP
Délégation générale du Québec à Tokyo ケベック州政府在日事務所がDélégation générale du Québec à Parisのアルバムをシェアしました。
Suite aux tragiques attentats à Paris, plusieurs monuments du Québec rendent hommage à la France en guise de soutien et de solidarité.
(Au Québec, rassemblements et marches de solidarité avec la France)
http://www.international.gouv.qc.ca/fr/paris/actualites/15807
(Les artistes québécois expriment leur solidarité avec la France)
http://www.international.gouv.qc.ca/fr/paris/actualites/15814#presse
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久山友紀(文化・公的機関担当官):展覧会のご案内です。
カナダ大使館高円宮記念ギャラリーにて
2015年11月27日(金) ~ 2016年1月28日(木)
ケベック州出身のアーティスト2名と東京を拠点に活躍する日本人アーティスト1名によるペーパーワーク展「反転と回帰」が開催されます。
詳細は以下をご参照ください。
http://www.canadainternational.gc.ca/japan-japon/events-evenements/gallery-20151028-galerie.aspx?lang=jpn
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会員の活動報告とお薦め情報

会員の活動情報とお薦め情報(10/23、10/28 改定)

Raoul Holland (Universite Nanzan: 南山大学):
Chers collègues, bonjour de Nagoya.
Je vous joins un lien qui pourrait intéresser certains membres et que j’ai reçu d’un ami québécois, universitaire et spécialiste du cinéma japonais, Monsieur Claude BLOUIN.
Amicalement à vous toutes et tous ! --- Raoul Holland
https://www.pulaval.com/produit/le-cinema-japonais-et-la-condition-humaine
En librairie début novembre, le dernier essai de Claude R. Blouin,
LE CINÉMA JAPONAIS ET LA CONDITION HUMAINE.
L’auteur y raconte comment il en est venu à se consacrer à l’étude de ce cinéma et exprime, en de multiples façons, tout ce qu’il lui doit. Il trace aussi quelques portraits de la culture japonaise susceptibles d’éclairer le regard que nous portons sur les films japonais que nous avons la chance de voir au Québec. L’ouvrage constitue enfin un vaste témoignage de la façon dont le cinéma japonais peut nous aider à voir et comprendre la condition humaine. (André Baril)
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宮尾尊弘(筑波大学):AJEQの「日本とケベックの文化交流」(Le Japon et le Québec)のサイト(https://sites.google.com/site/japonetquebec/)に以下のインタビュービデオが掲載されましたのでお知らせいたします。
1. La culture populaire et traditionnelle ポップカルチャーと伝統文化
1-1 コルベイユ スティーブ Steve Corbeil:
(Français) La réception de la culture visuelle Japonaise au Québec:
https://youtu.be/rr1y5pohkLc
1-2 ペルティエ ジャン-マルク Jean=Marc Pelletier: (Français) Les jeux pour téléphones portables japonais et le syndrome des Galapagos:
http://www.japon-quebec.org/pelletier/
1-3 沼田貞昭 MUMATA Sadaaki: Introduire la culture japonaise
http://www.japon-quebec.org/numata/
(Anglais) Introducing Japanese culture: https://youtu.be/5UVuCRDQZEk 
(Japonais) 日本文化の紹介:https://youtu.be/IzF6YSJq4OM
2. Les gens et la société 人と社会
2-1 ピロット セバスチャン Sebastien Pilotte:
(Français) La mode, le cyclisme, le benévolat et la famille:
https://youtu.be/pAPxQCecpoc
2-2 ラヴォワ-ガ二オン クリスティヌ Christine Lavoie-Gagnon:
(Français) Monter son enterprise au Japon: 
https://youtu.be/sztGUNi7-pY
(Japonais) 日本での起業とボランティア活動について: https://youtu.be/0Vl_uY2MUcU
Introduction 序文
さらに、ドゥロンジエ代表から、州政府在日事務所のFacebookの記事を、以下のように「Introduction:序文」として転載することの許可をいただきました。
ドゥロンジエ クレール Claire Deronzier: (Français 日本語) Introduction 序文:
http://www.japon-quebec.org/deronzier/
詳細は以下のウェブサイトを参照:
https://sites.google.com/site/japonetquebec/
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伊達聖伸(上智大学):セルジュ・カンタン教授の講演会(11月16日 於上智大学)についてお知らせいたします。
「袋小路に陥ったケベックの主権主義~ケベック独立運動は終わったのか~」
セルジュ・カンタン教授(ケベック大学トロワ=リヴィエール校哲学・芸術学科教授)
2015年は、ケベックの主権獲得をめぐる2回目の州民投票から20年になりますが、近年では3回目の州民投票が起こる兆しはありません。この20年の間に何が起こったのでしょうか。セルジュ・カンタン教授が、ケベック問題の今を論じます。
日時:2015年11月16日(月) 17時~18時30分
場所:上智大学四谷キャンパス 9号館 255教室
言語:フランス語(日本語の通訳と解説付)
主催:上智大学外国語学部フランス語学科、上智大学アメリカ・カナダ研究所
後援:日本ケベック学会
問合せ先:フランス語学科事務室 (03)3238-3744
参加自由、Sophia Open Research Weeks 2015 参加企画
参考http://dept.sophia.ac.jp/is/amecana/lecturemeeting/2818/
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Sophie Palvadeau (RHDCC, Québec): Chers collègues
J'ai pensé que ceci pourrait vous intéresser, même s'il ne s'agit pas directement d'œuvres québécoises.
http://www.franceinter.fr/depeche-toutes-les-oeuvres-des-musees-francais-en-ligne-et-faciles-a-partager
Bien cordialement
Sophie Palvadeau
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「ソウル舞台芸術見本市」(PAMS)の参加報告(安田 敬)

「ソウル舞台芸術見本市」(PAMS)の参加報告 安田 敬 (10/20)

 韓国ソウルに10月の6日から10日まで行ってきました。
 「ソウル舞台芸術見本市」(PAMS)ではそれほど目新しい動きはありませんでしたが、熱気を感じたのは、韓国のダンサーたちのパフォーマンスで、すっかり押され気味でした。韓国のダンスの躍進ぶりは目ざましいものがありますが、それは日本と違ってダンスを「ビジネス」としてとらえているので成功したのだと思います。それに対して、日本では特にダンス業界でさえも「アート」だという意識が強く、お金にならない・・・・。それでも90年代には日本はダンス業界にたいして企業スポンサーたちがいましたが、21世紀に入りこの不況でさびしいかぎりです。一方、ソウルは背水の陣で官民挙げて対応しているので強いですね。
 このイベントは開催して10年たちましたが、これからが正念場と思います。経済状況に大きく左右されます。昨年は国立劇場が会場でしたが、今回のブースはソウル中心にある豪華なマリオットホテルでした。別会場の大学のホールにて、ケベック州政府のソウル事務所(代表 Chung-Yoll Yoo氏)が、韓国、日本、ケベック間のネットワーキング・レセプションを主催。現地のプロデューサー、女優など劇場関係者らが、さらにAJEQ全国大会にこれまで参加したことのあるJi-Soon Leeさん(2011年大会)、Kaya Leeさん(2015年大会)も出席、再会しました。またケベック舞台芸術関係者11人ほど、さらに日本からは顔見知りの舞台関係者が7人ほど来ていました。州政府在日事務所の久山友紀さんが、私を含めて日本からの来訪者を一人一人紹介しました。会は50人ほどの参加者で大変盛況でした。
 この状況からも推察されるように、劇場関係については、ケベックは東京よりもソウルに軸足を移しているようで、これはケベックにかぎらず、例えばドイツ文化センターも東京よりソウルや北京に活動をシフトさせています。
 この間、日本では新国立競技場、エンブレム・ロゴなどの失敗、また最近ではマンション建設の手抜きなど、日本の土台の杭が足りないと感じています。さらに人材不足ですね。はたして日本はこのままでいいのか・・・・。
*2010年度のデーターですが国家予算に占める文化予算の割合はフランスが1.06%、韓国は0.81%、日本は0.11%(1,020億円)。GDP世界第3位にふさわしいとは言えないのではないでしょうか
参考:
「ソウルの舞台芸術見本市にケベックのブース出展 日本のパートナーとも交流」ケベック州在日事務所
http://www.international.gouv.qc.ca/ja/tokyo/actualites/13233?pReturnUrl=%2Fja%2Ftokyo%2Factualites%3Frp%3D10501%26noLang%3D5%26year%3D-1%26sec%3D-1%26idRegr%3D-1%26page%3D5
「ソウル舞台芸術見本市(PAMS)」国際交流基金
http://www.performingarts.jp/J/calendar/201510/s-01580.html

以下がソウル舞台芸術見本市の様子(撮影:安田敬)
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マリー・マカンドルー教授講演・セミナー報告・ Rapports sur les conférences de la professeure Marie Mc Andrew

マリー・マカンドルー教授(モンレアル大学教育学部)講演・セミナー報告
Rapports sur les conférences de la professeure Marie Mc Andrew (Université de Montréal)
(10/10)

1.早稲田大学(10月5日) Université Waseda
« La Communauté musulmane et l’éducation au Québec : Controverses et adaptation mutuelle »
(ケベック州におけるイスラム共同体と教育行政:論争と相互適応)(フランス語、司会・通訳:立花英裕)
日時:10月5日(月)18:15~19:45
会場:早稲田大学 26号館(大隈タワー)地下1階多目的講義室

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Le 5 oct. 2015, on a accueilli la professeure Marie Mc Andrew à l'Université Waseda. Sa conférence « La Communauté musulmane et l’éducation au Québec : Controverses et adaptation mutuelle » a été pour les étudiants de Waseda une très belle occasion pour comprendre ce qu'est l'interculturalisme québécois. Nous remercions l'Association internationale des Études québécoises d'avoir financé le voyage de Mme Mc Andrew, professeure à l'Univeristé de Montréal.
10月5日(月)、マリー・マカンドルー教授を早稲田大学にお迎えして、講演していただいた。マカンドルー教授は、豊富なデータを駆使した緻密な分析をとても分かりやすく展開し、専門家にとってもたいへん有益だった。ケベック州のインターカルチュラリズムが世界の注目を集めているのがよく分かった。教授は、気さくで開放的な話し方をする方で、最後まで聴衆を惹きつけていた。(文責:立花英裕)
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2. 東京大学(10月7日) Université de Tokyo
« L’éducation peut-elle transformer la société? un bilan critique de l’expérience québécoise »(教育は社会を変えられるか―ケベック州の経験をめぐる批判的な総括)(フランス語、司会・通訳:増田一夫)
日時:10月7日(水)18:00~20:00
会場:東京大学駒場キャンパス 18号館4階コラボレーションルーム2

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Le 7 octobre 2015, la professeure Marie Mc Andrew a été invitée à l’Université de Tokyo par le professeur Kazuo MASUDA. Après avoir présenté clairement l’histoire moderne du Québec, elle a insisté sur le grand rôle que jouent les écoles pour réaliser une société interculturelle.
10月7日(水)、マリー・マカンドルー教授は増田一夫会員の招きにより東京大学で標記のセミナーを行った。教授はケベックの現代史を明快に跡づけたあと、1970年代以降、さまざまな出自の移民の子弟を受け入れるようになった学校が社会の変革のために果たしてきた役割を分析した。現在、その試みは大いに成功しているといえるが、移民が集中し、間文化が加速しているモンレアルと、比較的均質性を保っている地方都市とのあいだで人々の意識の隔たりが増大し、それが間文化主義やライシテをめぐる熱い議論を呼び起こしているとの指摘があった。参加者は教授の潑剌とした話しぶりに熱心に耳を傾け、質疑応答も活発に行われた。(文責:小倉和子)
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3. 明治大学(10月8日) Université Meiji
« L'interculturalisme au Québec : modèle normatif, ambiguïtés et tensions » (ケベックの間文化主義:規範モデル、多義性、そして緊張)(英語・フランス語、司会・通訳:山出裕子)
日時:10月8日(木)14:40~16:10
会場:明治大学駿河台校舎リバティータワー7階(1073教室)

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Le 8 octobre 2015, on a invité la professeure Marie Mc Andrew à l’Université Meiji. Cela était dans le cadre du cours sur « le Québec contemporain » et il y avait une centaine d’étudiants. Elle a expliqué clairement la situation de l’interculturalisme au Québec et a aussi présenté quelques débats sur l’interculturalisme québécois.
10月8日(木)、明治大学の「ケベック講座」にマリー・マカンドルー教授をお迎えした。100人程度の学生が熱心に先生の講演に聞き入った。マカンドルー教授は、フランスのジャコバン主義や英系カナダの多文化主義との違いを明らかにしながら、ケベックの間文化主義の特徴をわかりやすく説明した。さらに、最近見られるいくつかの例を挙げながら、間文化主義の直面する問題点を指摘した。講義の後は、学生たちからの質問に対して、フランス語や英語で丁寧に応対してくださった。(文責:山出裕子)
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会員の活動報告とお薦め情報

会員の活動情報とお薦め情報(8/16、8/20、9/1、9/4、9/10、9/11 改定)

宮尾尊弘(筑波大学):8月末から9月初めに、モンレアル、ケベック市、トロントなどを回り、以下の3つのインタビューを実施し、その概要を私のブログに掲載しましたのでご覧ください。
(1)シャロン博士夫妻、息子さんとの会話:モンレアルにて(8月29日)
(2)ケベック州政府国際関係省での対話:ケベックシ市にて(8月31日)
(3)マルセル・マルテル教授との対話:ヨーク大学にて(9月2日)
以上3つのインタビューの要旨を続けて読むためのリンク:
(1)~(3)の記事:http://miyao-blog.blog.so-net.ne.jp/archive/201509-1
それぞれのインタビューへの個別のリンク:
(1)シャロン博士 (8/29): http://miyao-blog.blog.so-net.ne.jp/2015-09-11
(2)国際関係省 (8/31): http://miyao-blog.blog.so-net.ne.jp/2015-09-10
(3)マルテル教授 (9/2): http://miyao-blog.blog.so-net.ne.jp/2015-09-08
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安田 敬(ダンスカフェ):以前このブログでお知らせしたイベントのお知らせが以下のように改定されました。
●10月2日(金)に池袋の区立の劇場「あうるすぽっと」と共催でセミナーを開催します。AJEQ全国大会の前日ですが、ぜひお越しください。
ロベール・ルパージュ、マリー・シュイナール 2大アーティスト来日公演セミナー
「ケベック発~新パフォーミングアーツの未来」
① 本セミナーの案内 司会 安田敬(Kei Yasuda) 15分
② ロベール・ルパージュの魅力 「『針とアヘン』など過去の来日公演から」
講師 岸本佳子(Yoshiko Kishimoto/演出家・評論家) 60分
③ マリー・シュイナールの魅力 『アンリ・ミショーのムーヴマン』(ビデオ作品など一部上映予定)
講師 佳手芙美(Cadet Fumi/舞踊評論家) 60分
日時:2015年10月2日(金)18:30開演/本講義②③は19時スタート
会場:池袋/あうるすぽっと/3階会議室(定員30席)料金:500円(予約制)
主催:ダンスカフェ、あうるすぽっと 協力:ケベック州政府在日事務所
問合せ・申し込み:ダンスカフェ Tel/Fax 03-3975-6405、Email: dancecafekei@ybb.ne.jp
http://www.owlspot.jp/
●ケベックのダンスカンパニー公演の情報
モンレアルのダンスカンパニー マリー・シュイナールによるカンパニー作品の『春の祭典』と、新作『アンリ・ミショーのムーヴマン』の2本立てが上演されます。ご参考までに。
10月24日(土)~25日(日):神奈川県芸術劇場ホール
(24日は18:00開演、25日は15:00開演)
http://www.kaat.jp/d/cmc
10月31日(土)19:00開演:高知県立美術館ホール
http://kochi-bunkazaidan.or.jp/~museum/contents/hall/hall_event/hall_events2015/Marie/hall_event15marie.html
11月7日(土)18:00開演:金沢市文化ホール
http://www.bunka-h.gr.jp/event/2254
なお、すでに以下のAJEQブログ記事でご案内のように、10月9日~12日世田谷パブリックシアターでのロベール・ルパージュの作品『針とアヘン/マイルス・デイヴィスとジャン・コクトーの幻影』の公演もお忘れなく。
http://ajeq14.blog.fc2.com/blog-entry-37.html
ブログ担当注
ルパージュの『針とアヘン』公演に先立つ他のセミナーについては、この記事の次に掲載されている曽田会員によるお知らせもご覧ください。
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曽田修司(跡見学園女子大学):ロベール・ルパージュ作・演出『針とアヘン』についてのレクチャー(9月15日)のお知らせ。
すでにこのブログでご案内のように、10月9日~12日世田谷パブリックシアターでのロベール・ルパージュの作品『針とアヘン』が上演されます。
http://ajeq14.blog.fc2.com/blog-entry-37.html
ルパージュ作の舞台の近年の来日公演は、2010年の「ブルー・ドラゴン」、2011年の「エオンナガタ」がありますが、それ以来ひさびさの日本公演です。それに先立ち、以下のレクチャーを開催致しますので、ご関心をお持ちの方はぜひご来場下さい。
なお、このレクチャーは、私が常務理事/事務局長として関わっている国際演劇協会(ITI)日本センターの主催(世田谷パブリックシアターとの共催)により開催するものです。
〔世界の同時代演劇〕 【ロベール・ルパージュの作品世界とその魅力】
日時:9月15日(火)19時~21時
会場:世田谷文化生活情報センター セミナールームA(キャロットタワー5階)
参加費:1000円
『針とアヘン』は、1991年初演版の一人芝居が以前に日本で上演されたことがあります(93年初来日)。今回の上演版は、ルパージュがさらなる進化を求めて新たなクリエーションを行い、2013年以降世界ツアーを行っている完全リニューアル版(出演者は2名)です。詳細は以下の通りです。
http://setagaya-pt.jp/performances/20150714-2661.html
講師は、早稲田大学教授の藤井慎太郎さんで、視覚性、多文化・多言語性、ケベック性、ワーク・イン・プログレスなどのキーワードを通じて、ルパージュの作品世界とその魅力についてお話頂く予定です。
なお、ITI日本センターでは、2012年より、世田谷パブリックシアターとの共催により、「世界の同時代演劇を知る!」と題するレクチャーシリーズを開催しています。レクチャーのテーマについては、サブカテゴリーとして「世界の同時代演劇」「演劇と社会」「世界の演劇教育」「演劇と教育」などを設定しており、今年度は7月~10月にかけて7回の開講を予定しています。レクチャーのお申込など詳細はこちらをご覧ください。
http://setagaya-pt.jp/workshop_lecture/20150708-2370.html
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久山友紀(ケベック州政府在日事務所):ケベックの監督映画のご紹介です。
以下の2つの映画は、どちらも監督がケベック出身で、英語の映画です。ご参考までに。
(1)ジャン-マルク・ヴァレ
Wild、 『私に会うまでの1600キロ』 公開中
http://www.foxmovies-jp.com/1600kilo/
(2)フランソワ・ジラール
Boychor、『ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声』 9月11日より公開
http://boysoprano.asmik-ace.co.jp/
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立花英裕(早稲田大学): Archipels francophones no. 5 「ケベック文学特集」のお知らせ。
日本フランス語圏文学研究会会報 Archipels francophones 第5号(ケベック文学特集号 : 廣松勲責任編集)がHP上に公開されましたので、お知らせします。以下のサイトのトップページからダウンロードできます。
http://www.archipelsfrancophones.org/
作家ウーク・チョングの現代ケベック文学紹介、文芸評論家・作家リズ・ゴーヴァンへのインタヴューなど、充実した内容となっています。私を含め、スティーブ・コルベイユ、佐々木菜緒、山出裕子、廣松勲、神崎舞、鈴木智子ら、AJEQ会員による記事もあります。是非、ご一読ください。
Le bulletin du Cercle d'études japonais des littératures francophones Archipels francophones no. 5 vient de paraître.
Ce numéro est consacré à la littérature québécoise. Y ont participé Ook Chung, Lise Gauvin, Hidehiro Tachibana, Stève Corbeil, Nao Sasaki, Yuko Yamade, Isao Hiromatsu, Mai Kanzaki, Tomoko Suzuki. (Hidehiro Tachibana)
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会員の活動報告とお薦め情報

会員の活動報告とお薦め情報(7/5、7/6、7/16 改定)

片山幹生(早稲田大学):ルパージュの舞台の公演情報です。
ロベール・ルパージュの『Needles and Opium 針とアヘン~マイルス・デイヴィスとジャン・コクトーの幻影~』が、2015年10月9日(金)~12日(月・祝)、世田谷パブリックシアターで上演されます。
『シアターガイド』のウェブページに公演の紹介があります。予告編映像も見ることができます。
http://www.theaterguide.co.jp/theater_news/2015/07/09_02.php
チケットは7/12から発売されています。
http://setagaya-pt.jp/theater_info/2015/10/needles_and_opium.html
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大石太郎(関西学院大学):
日本地理学会第三機関誌E-journal GEOにカナダの国勢調査に関する解説記事を寄稿しました。
カナダではカナダ統計局が統計調査業務をほぼ一手に担っており,ケベックを含む各州や各自治体も行政上必要とする情報の多くを国勢調査に依存していますので,ケベック研究にも関わる内容です。
以下のウェブサイトより自由に全文ダウンロード可能です。
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/ejgeo/-char/ja/
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立花英裕(早稲田大学):モンレアル関係の情報を2つお知らせいたします。
1.モンレアル大学での電子出版
昨年秋、モンレアル大学ミシェル・ピエルサンス教授のゼミ「女性をめぐる知」で私(立花英裕)が行った発表が電子媒体で刊行されたので、お知らせします。 "Les savoirs des femmes"のサイトを検索し、publicationsのページに入ると、拙論がダウンロードできます。近代日本の成立とそこで活躍した日本女性を紹介しました。川上貞奴、与謝野晶子、平塚らいてうを取り上げています。
http://savoirsdesfemmes.org/public_html/?page_id=161
Une petite conférence intitulée " La jeune fille et la modernité au Japon" que Hidehiro Tachibana a donnée l'année dernière lors de la journée d'étude 2014, organisée par le professeur Michel Pierssens à l'Université de Monréal vient d'être publiée électroniquement. Vous pouvez télécharger le texte que vous trouverez sur le site "Les savoirs des femmes"(page: publications).
2.モントリオール大学リーズ・ゴーヴァン名誉教授叙勲のお知らせ
AJEQ年次大会参加のため来日したことがあるモントリオール大学リーズ・ゴーヴァン名誉教授が2015年6月16日叙勲されました(officière à l’Ordre national du Québec)。心よりお祝い申し上げます。リーズ・ゴーヴァンさんは、ケベック文芸アカデミー会員でもあります。
Toutes nos félicitations pour la nommination de la professeure émérite Lise Gauvin à l'Ordre national du Québec!
Communiqué du 15 juin 2015 – Trente-cinq personnalités québécoises nommées ou promues à l’Ordre national du Québec, le 15 juin 2015. – Le premier ministre du Québec, M. Philippe Couillard, est fier d’annoncer que trente-cinq personnes seront honorées de l’un des trois grades de l’Ordre national du Québec. Les récipiendaires seront décorés le mardi 16 juin prochain, lors d’une cérémonie qui se déroulera à la salle du Conseil législatif de l’hôtel du Parlement.
http://www.premier-ministre.gouv.qc.ca

会員の活動報告とお薦め情報

会員の活動報告とお薦め情報(7/3)

立花英裕(早稲田大学):書評。
『英語教育』2015年2月号に金谷武洋先生の著作について小さな記事を書きました。
立花英裕「〈リレー連載〉私の本棚-英語を相対化する鋭い言語感覚」『英語教育』 2015年2月号 vol.63 no.12, p.92。
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立花英裕(早稲田大学):フランコフォニー関係ワークショップ開催のお知らせ。
早稲田大学で次のようなワークショップを開催いたします。よろしかったら、どうぞいらしてください。

早稲田大学現代フランス研究所(ICF)主催ワークショップ:
フランスとカリブ海域を学ぶ-戦後70年、マルティニク島の変貌-
【講師】立花英裕(早稲田大学法学学術院教授・現代フランス研究所員)/ルイ=ソロ・マルティネル(早稲田大学講師)/フランソワ・レジナ(日本・マルチニーク・グアドループ協会)+留学生
【司会】塚原史(早稲田大学法学学術院教授・現代フランス研究所長)
【日時】2015年7月6日(月)16時30分~19時10分 (開場16時) 
【会場】早稲田大学早稲田キャンパス 26号館地下多目的講義室
 
【対象】学生・大学院生・教職員・一般 【言語】日本語(一部フランス語 通訳付) 【参加方法】入場無料・直接会場へ
プログラム:
16 :30 - 16 :45  はじめに.............塚原史
16 :45 - 17:15  マルティニクの自然と社会.....立花英裕
17:15 - 17:50   マルティニクから見たフランス...ルイ=ソロ・マルティネル
17: 50 - 18: 00  質疑応答
18:00 - 18:15   休憩
18:15 - 18:45   マルティニクの教育・文化と若者たち...フランソワ・レジナ+留学生
18:45 - 19:10   質疑応答・まとめ
フランスの海外県マルティニクからの留学生も参加するワークショップです。1492年、コロンブスが西廻り航海で到達したカリブ海域は、きわめて早い時期から人や物が外部から大量に持ち込まれ、特異な「近代化」を体験しました。カリブ海島嶼部は先駆的にグローバル化された地域なのです。このワークショップでは、フランスの海外領土政策を考える上でも重要なマルティニク島を取り上げ、第二次世界大戦以降、フランスの政策の転換と共に旧植民地がどのように変貌し、どのような社会が形成されつつあるかを、様々な側面から検討します。奴隷制の植民地という記憶をいまだに引きずっている島が抱える問題だけでなく、今回は、マルティニクからの短期留学生に現代の若者について語ってもらい、この変化に富んだ島の魅力にも触れる予定です。
THE WASEDA INSTITUTE FOR CONTEMPORARY FRENCH STUDIES (ICF)
présente

France et Antilles - 70 ans de Martinique dans sa métamorphose-
Lundi, 6 juillet 2015, 16h30-19h10 Bâtiment 26, salle Tamokuteki-kogisitsu (sous-sol)
ENTRÉE LIBRE
Intervenants:Hidehiro Tachibana (Université Waseda)
Louis-Solo Martinel (Université Waseda)
François Régina (Association Japon-Martinique-Guadeloupe)
Modérateur : Fumi Tsukahara (Université Waseda)
PROGRAMME :
16 :30 – 16 :45 Présentation :Fumi Tsukahara (Message inaugural de WASEDA ICF)
16 :45 – 17:15 Martinique : environnement et société : Hidehiro Tachibana
17:15 – 17:50 Martinique et Hexagone : Louis-Solo Martinel
17: 50 – 18:00 Qustions-réponses
18:00-18:15 Pause
18:15-18:45 Enseignement/culture et jeunesse martiniquaise : François Régina
18:45-19:10 Conclusion

CIÉF2015年ウィニペグ大会参加報告(6/20)

CIÉF2015年ウィニペグ大会参加報告(6/20)

国際フランコフォニー学会 第29回世界大会 参加報告
Conseil International d’Études Francophones (CIÉF)
29e congrès mondial, 8-12 juin 2015, Winnipeg

大会ホームページ
http://cief.org/congres/2015/index.html

2015年6月8日(月)から12日(金)まで、カナダ・マニトバ州のウィニペグで国際フランコフォニー学会(CIÉF)第29回世界大会が開催された。エボラ出血熱の流行が懸念されたため開催地が当初予定されていたセネガルから変更になったのだが、ウィニペグはちょうど女子サッカー・ワールドカップの開催都市の1つにもなっていたため宿泊施設が不足し、例年より規模を縮小せざるをえなかった。とはいえ、« Multi-Inter-Trans : la francophonie dans tous ses états » という主要テーマのもと、各国から約150名の会員が参加し、40のセッションが組まれたほか、講演やターブル・ロンドも多数行われ、連日活発な討論が繰り広げられた。AJEQ会員の中からは、Gilles DUPUIS、長谷川秀樹、Raoul HOLLAND、小松祐子、小倉和子、立花英裕、鳥羽美鈴、山出裕子(以上アルファベット順)の8名が参加した。

会場はサン=ボニファス大学。現会長のお膝元で、今もフランス語系住民が多数暮らしている同名の地区の中心部に位置する。近くには『束の間の幸福』(Bonheur d’occasion)や『わが心の子らよ』(Ces enfants de ma vie)の作家としても知られるガブリエル・ロワ(Gabrielle ROY, 1909-1983)の生家が博物館として公開されている。また、大学の庭や公園にはこの地域のメティスのリーダーだったルイ・リエル(Louis RIEL, 1844-1885)の像がいくつも建てられている。彼は、メティスの土地や文化を無視して進出してきた新カナダ政府にたいして自分たちの権利を主張し、臨時政府を樹立したが、1885年、政府への反逆罪でとらえられ、処刑された地元の英雄だ。
ウィニペグも、ケベック州以外のカナダの都市の例にもれず、一歩町に出れば英語のほうが圧倒的に通じやすく、フランス語を母語とする若い世代の大半はバイリンガルにならざるをえないようだが、ではフランス語は消える運命にあるのかといえば、そうとも言い切れない。むしろ学習者自体は増えているらしい。間もなく創立200周年を迎えるというサン=ボニファス大学を中心として、フランス語での表現活動を振興するエネルギッシュな作家や芸術家たちが大勢いて、彼らが討論会やスペクタクルでCIÉFの大会を大いに盛り上げてくれた。
期間中、ケベックや韓国ケベック学会からの参加者などとも親交を深めることができ、意義深い1週間だった。以下、簡単にAJEQ会員の各発表を振り返りたい。

まず、6月8日(月)午前中に、小松祐子が« Enseigner la Francophonie : innovations, technologies, stratégies – I »と題するセッションで« Faire vivre la francophonie au Japon : les activités autour de la ‘Journée de découverte de la francophonie’ »という発表を行った。6年前から東京で毎年開催されている「フランコフォニーを発見しよう」へ参加するために学生グループが行ったプロジェクト学習について、その概要を紹介し、言語的、文化的、社会的観点から意義を検討した。
同じく8日(月)の午後には、鳥羽美鈴が « L’anglicisme dans la francophonie et ailleurs : encore et toujours »というセッションで« Pour lutter contre l'anglicisme au Japon »と題する発表を行った。外来語は日本語において可視的であるとともに、その使用は特定の分野や若者世代に限られないことを事例を通して確認した。また、戦時中のように外来語を忌避した時期もあるが、日本において近年は殊に英語帝国主義の傾向が見られること、すなわち英語起源の外来語の安易な使用が拡大していることに注意を喚起した。
一方、同日行われた文学関係のセッション« Transculture et mondialité dans les littératures francophones africaines et antillaises »では、立花英裕が« Le Langage et le transculturel chez Aimé Césaire et Édouard Glissant »と題する発表を行った。エメ・セゼール、エドゥアール・グリッサンの言語論・詩論を分析する中で、この対照的な2人の詩人の共通性を探り、フランス語とクレオール語が併存するマルティニク島のダイグロシア的文化状況における文学創作の問題を論じた。
また、« Écriture d’Asie au Québec : de l’interculturalisme à une littérature-monde »のセッションでは、小倉和子、山出裕子、Gilles Dupuisの3名が発表を行った。まず小倉は« Le symbolisme romanesque de Ying Chen : une lecture de La rive est loin »というタイトルのもと、イン・チェンの最新の小説La rive est loin(2013)を取り上げ、そこに繰り返し現れる象徴的負荷の高い語の分析を通して、「移住のエクリチュール」から出発したこの作家が、ミシェル・ルブリらのいう「世界文学」に近づきつつあることを示した。
次に山出は« L’influence de l’interculturalisme chez Kim Thúy »において、近年ケベックのさまざまな分野で論じられる「間文化主義」について、理論的特徴をまとめた上で、その文学に見られる影響を、アジア系の女性作家キム・チュイの最初の作品『小川』を例に分析した。
最後にDupuisは« Entre fiction et autofiction : les deux Kimchi de Ook Chung » において、ウーク・チョングが2001年に発表した『キムチ』の初版と、2013年『韓国三部作』の第3部に再録された同題の作品とを比較しつつ、教養小説とも自伝的小説ともとれる多様な性格を兼ね備えたこの作品の横断文化的詩学を明らかにした。
また、6月11日(木)には長谷川秀樹も« Le texte imagé ou l’image et le texte »のセッションで« ‘L’art corse’ existe-t-il dans la sphère francophone ? Les BD corses »と題する発表を行ったが、こちらについては、発表者の意向により概要の紹介は控えさせていただく。

ウィニペグはカナダ中部の穀倉地帯の中心に位置する。飛行機の窓から地上を眺めるとどこまでも平坦な小麦畑が広がっているのがまことに印象的だった。
初夏のさわやかな陽射しの中、咲き乱れるライラックのむせかえるような香りを吸い込みながら、サン=ボニファス地区とダウンタウンの間を流れるレッド川沿いを散策すると、200年以上昔、ルイ・リエルの祖母にあたるマリー=アンヌ・ガブリー(Marie-Anne GABOURY, 1780-1875)が白人女性としてはじめてケベックからこの地に到着した頃のことに思いを馳せずにはいられなかった。
来年の大会は、今年開催できなかったダカールで« Autour de l’arbre à palabres » という主要テーマのもとに行われることが決定している。(文責:小倉和子)

サン=ボニファス大学2
サン=ボニファス大学(写真提供:小松祐子)

Gabriel Roy bureau2
ガブリエル・ロワの家(写真提供:立花英裕)

Louis Riel
ルイ・リエル(写真提供:小倉和子)

AJEQ会員の活動報告

AJEQ会員の活動報告(6/2)

真田桂子(阪南大学): 『季刊民族学』にケベックについての論考を寄稿しました。
国立民族学博物館が協力し千里文化財団が刊行する『季刊民族学』152号にケベックについての論考を寄稿しました。この雑誌は、文化人類学者で民博館長あった梅棹忠夫氏が創刊し、一般市民に、世界の諸民族の社会と文化に関する正確な情報を、深い専門性と学術研究の成果に基づきつつ、分かりやすく伝えることを目指した雑誌です。
この度、昨年のスコットランドやカタルーニャなど欧州で相次いだ独立をめざす住民投票の動きに注目し、「西洋社会の多様性」というタイトルで特集が組まれ、ナショナリズムのうねりがみられる世界の各地域についての状況を専門家が詳しく概説しています。ケベックについても編集部より依頼があり、「ケベック、北米に薫るフランス文化ー交錯する言語ナショナリズムとコスモポリタニズ」という論考を寄稿しました。記事のなかで掲載した写真については、友武栄理子会員のご協力を得ました。
カタルーニャ、バスク、スコットランド、ケベック、それぞれの地域のナショナリズムの特徴と歴史的背景について専門家が詳しく解説し、臨場感あふれる貴重な写真が満載された読みごたえのある企画となっています。是非ご一読下さい。
なおこの雑誌は一般の書店では取り扱っておらず、購読する会員への配布のみの雑誌ですが、ほとんどの主要な大学図書館や企業の研究所などで契約購読されています。詳しくは下記をご参照下さい。
http://www.senri-f.or.jp/kikanshi/top_page.php
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シルク・ドゥ・ソレイユのディレクターによる講演会を開催しました(関西学院大学)

シルク・ドゥ・ソレイユのディレクターによる講演会を開催しました(関西学院大学)

去る5月11日(月),シルク・ドゥ・ソレイユのカンパニー・ディレクターであるクロード・ブルボニエール氏を関西学院大学にお招きして講演会を開催いたしました。学生・教職員等約130名が参加し,講演の後には学生代表や参加者による質疑応答が活発におこなわれました。

講演の詳細につきましては,以下をご覧ください。
http://www.kwansei.ac.jp/s_is/news/2015/news_20150527_010849.html

CirqueDuSoleil20150511a.jpg

CirqueDuSoleil20150511c.jpg


大石 太郎(関西学院大学)
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